最近よく読んでいる本があります。
読むと言っても絵本なので文字がありません。
安野光雅さんの「旅の絵本」は
一人の旅人がその地域を訪れてやがて立ち去っていくまでを
丁寧かつ細かな描写で描いた見る絵本です。
一つの村や町の人々の暮らしぶりを見開きのページで描いていて
じっくり見ているといつの間にか時間が経っていました。
また、名画や物語の一場面を所々に忍ばせていて
それを探すのも楽しみの一つです。
ヨーロッパ、アメリカ、中国、そして日本を描いた全8巻。
人々の暮らしぶりを俯瞰して見ているだけでこれほど楽しめるのは
絵本ならではの表現力だと思います。
投稿者:コロ