A様邸の外壁は縦、横のマス目の為、割付計算に時間をとりました。62.5mmピッチでデザインされたサイディング。最初の1列目の施工の良し悪しで全体が決まってしまいます。
職人2人と私で「こっちに5mm寄せるとあっちはピッタリになるけどサッシの部分が……」などなど東西南北面をいろいろ右に寄せたり、左に寄せたり何度も割付を確認しました。
写真の金具止め通気工法は直接外壁の板に釘などで固定すると雨漏りや美観を損なうばかりか、地震などで建物が大きく動いた場合は釘で外壁板を破壊してしまう場合があります。
金具止め工法はサイディングの先端を金具で挟んでビス固定していきます。板をキズつけず内部の湿気を外に出し、外部の熱伝わりを緩和して地震などで板を壊さない、とてもエライ金具なんです。
出来てしまえば見る事が出来ない金具ですがとても重要な部品なんです。
投稿者 仕事第一