あの日、四番バッターに打たれのは、ど真ん中ストレートでした!鉋侍海野です。 あれから20年…僕は島田球場のマウンド上で、相手チームの四番バッターと真っ向勝負をしていました。 味方チームのエラーで同点とされ…味方の援護を待ちながらの投球でした。同点…二死…ランナーはいません。試合前に監督に言われた言葉を理解しながらも(四番バッターはボールが先行したら歩かせろ) ここで敬遠気味の四球と言う選択は、あの日のピッチャー海野にはありませんでした。 ボールカウントは3ボール1ストライク…次はバットは振ってこないだろう…ならばストレートを真ん中外よりへ… ボールの行方は振り返らなくてもスタンドに入る事は確実な打球…
僕の高校野球にピリオドが打たれた瞬間でした。
我が母校は今年、自分と同じ様に鼻っ柱が強いピッチャーを軸にベスト4をかけて天候待ちのスタンバイ中です。少し違うのは橘の今のピッチャーは県下NO1投手でmax147キロのストレートを投げる豪腕投手です。 しかし今の高校生はストレートと分かっていれば147キロのストレートくらいは、打ち返してきます。あの日、自分になかった、『かわす』投球…奴が出来たら甲子園は見えてきます。しかし自分に出来なかった事を後輩にやれ!!などと説くつもりはありません!むしろ、天下のストレート!見え見えの直球勝負で夏の勝負を貫いてもらいたいです。 男はダメと分かっていても、突っ張って行かなくてならない時があります。僕がもしあの日のマウンドに戻ったとしても、最後に選択するのは直球でしょう。
本日のアレです。
『妥協をたくさんしてきたし、自分に負けたことも、いっぱいあります。ただ、野球に関して、それがないというだけで』
野球を大工に代えて今、真剣にやってます!
投稿者 直球侍