いつかは来ると思っていましたが 親父の介護に悪戦苦闘

2009 年 7 月 27 日 月曜日 投稿者:terada

こんなに難しものだったなんて! 車椅子からの乗用車乗り降りって。。。UDの大切さを身をもって感じます!

私がこの道(建築業)を選んだのは、逞しかった親父の影響であります!

弊社のHPにあります和風住宅の中にも書き込みさせて頂きましたが、私が幼かった頃の親父は私にとっては憧れの存在でありました。

そんな親父も来年は満80歳です。

4年前に肺がんを患い、放射線治療や抗がん剤投与のため静岡県立静岡がんセンターに一年間入院することになってしまったのです。もしも治療が成功したとしても命が助かる確率は100人に5人です。・・・たとえ今回の治療が成功したとしても二年後の生存率は。。。××ですと担当医の方から宣言されてしまうなど本当に苦しい時期がありました。

更には退院後も放射線治療等々の影響なのか起き上がることも出来ない日々が周期的に襲って来るのであります。

しかし本人の頑張りと周りで親父を支えて下さる皆様方の想いが天に通じたのでしょうか、既に退院後3年が過ぎ四年目に突入しています、これで一安心!と思うこの頃でありました!

が・・・しかし!昨日(7月26日)、私がお客様の処へプラン打合せにお伺いしている間に、散歩に出掛けていた父親は側溝のグレーチング部に躓き、起き上がることも出来ないほど怪我をしてしまったのです。

やっと病気治療が終わったかと思っていたら 今度は怪我の治療に専念しなければなりません。

それにしても・・・自分自身で立ち上がることもなかなか出来ない親父を車椅子から乗用車へ 乗用車から車椅子への初歩的な介護がこんなにも難しくて大変なものだとは思ってもいませんでした。

こんなことすら満足に介護出来ないなんて、なんとも情けなく、お恥ずかし限りであります。(いつも介護されている方々から見たらきっと呆れてしまうことでしょう。)

そして更には、あらためて UD(ユニバーサルデザイン)された家づくりが!まちづくりが!社会が!必要であると感じさせられました!!

親父の身長は179cm、体重は73kgであります。 ・・・私よりも5cm近くも大きいのであります!(トホホッ。。。)こんな私ではありますが、私にとってはたった一人の親父であります。逞しかった親父に対して何も恩返しは出来ませんが、これからの介護に心を持って取り組んで行きたいと思っています。

(長々と書き込んでしまいました、・・・家づくりブログなのに。。。)スミマセンデシタ。


コメント / トラックバック 2 件

  1. まこべえ より:

    お父さま、お加減いかがですか。
    せっかく良いきざしが見えてきたなでのアクシデント、ご心配ですね。
    まこべえの父親も、昨年、自宅前の段差に足をとられて転倒し、大腿骨頸部骨折のため、しばらく入院していました。
    いまはチタン合金の人工骨がはいって、ゆっくりですがなんとか自力歩行が可能にまで治りましたが(医学の進歩には驚き)、つぎに転んだら車いすですよと先生に釘をさされているので、内心冷や冷やの毎日です。
    家はふつう、健康なときに建てるため、少しの段差程度は気にもしませんが、年老いてくると、フラットな床、車椅子が通れる廊下、トイレの手すりなど、健康なときには思いもつかなかった事柄が見えてきて、UDがいかに大切な要素なのか実感します。
    しかも、介護がたいへんなことは、頭ではわかっていても、いざ自分がやるはめになると、もう言葉では言いあらわせないほどの重労働!
    まこべえの父親も、骨折に加えて、いっきに痴呆が進行してしまったため、入院中や退院後しばらくは、24時間看ている必要があり、毎日が戦場でした。
    いまも要介護状態で、先日の更新ではまたランクが進行してしまいましたが、いまの自分がいられるのも父親のおかげ、そう思って介護に励んでいます。
    しかし、100パーセントの力を出し尽くすと、こちらが先に倒れます。
    寺田さんも長期戦の構えで、つねに余力を残しつつ、されど悔いのないように介護に取り組まれてください!
    しかし、お互い、そういう年なんですね。

  2. terada より:

    まこべえさんへ コメント頂きまして有難うございます。
    はい・・・おかげ様で、順調に回復しています。私の父親の場合、今回は骨には大きな異常は無かったので、毎日少しずつですが、自力で歩行出来る方向に向かっています。ご心配をお掛けしてどうもスミマセンでした。

    まこべえさんのお父様も自力で歩行出来るように回復されたのですね!よかぁたぁ・・・。(本当に医療の進歩には驚かされます。)

    まこべえさん・・・有難うございます!はい!長期戦の構えで心に余裕を持って介護する側も心が途中で折れてしまわないように気を付けます。

    今回自分が経験したことでUDの大切さを身をもって実感しました。この経験を生かしながら、お客様の為になる設計・施工に取り組んで行きます!

    はい!私も50代突入と共に多くのことが問題として立ち塞がっています。しかし・・・青空(ピーカン)だけの富士山の姿よりも、富士山が雲に見え隠れしてしまうような状況の方が、時としてドラマチックな自分でも予想出来なかったほどの美しい光景に出遭うことも出来るのですよね!

    風景写真も人生も・・・雲(悩みや問題)があるからこそ!その雲の隙間から眩しいほどの光が差し込んだ時にこそ・・・美しいと思えるものが有るのだと信じて歩んで行きたいと思っています。

    まこべえさん・・・いつもあたたかなコメント頂きまして誠に有難うございます!やっぱりまこべえさんは心優しい【侍大将まこべえ】でありますね!!(^^)!

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