想い出の家だから、この柱にもう一度命を吹き込み直して

2010 年 10 月 26 日 火曜日 投稿者:terada

「受け継いで行こう!家づくりへの思いを!」

静岡市駿河区にありますN様邸現場です。
10月18日から始まりました既設建物解体工事も中盤に差し掛かっています。

そんな中、弊社の大工職であります海野が、解体した柱材を運び出そうとしていました。

選び出された柱は和室に使われていた一本の柱です。

大工職の海野としては、今までずっとN様ご家族を支えて来た既設建物が、全て解体材として処分されてしまうのが居た堪れなかったのでしょう・・・。

それに、この既設建物を真心籠めて造り上げた大工職達の【家づくりへの想い】を受け継いで行きたかったのだと思います。

 弊社の加工場に運び込まれた一本の桧材の柱は、海野の手によってもう一度鉋仕上げされ、真新しい白木色に生まれ変わりました。

「ずっと生きているんですね、【木】って・・・。 」

この命を吹き込み直した柱材は、新しいN様邸の一番高い所(小屋組み部分)で、N様ご家族をずっと優しく見守ってくれることと思います。

私達家づくりスタッフは、【木の家づくり】は一生ものだと考えています。


コメント / トラックバック 2 件

  1. […] けでなくスムーズな打ち合わせ、施主様の満足のいく工程などであります。 いよいよ、N邸の解体工事が始まり、地盤調査へとステップアップをしていくという段階が近くまできています […]

  2. […] 『はい!そうなんです。』・・・あの時、海野が既設建物の中から運び出した一本の柱なんです。 […]

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