清水興津清見寺町にあります座漁荘に行って参りました。
今回は当時の建築の【換気】の工夫について調べて来ました。
換気扇などと云うものが、なかなか無かった時代だからこそ、各所に換気の工夫がなされているのです。
例えばこの浴室の天井ですが、丸桁の上には何本もの竹竿が並べられているのがお分かり頂けますでしょうか!?
意匠的にも、【和】の趣きを感じさせてくれる美しい造りとなっています。
実はこの竹竿と竹竿の僅かな隙間から
【湯気】を外部に排出する工夫がなされているのです。
素材のもつ意匠的美観を活かしながら、換気のこともしっかりと考えられている。 流石ですね!
木造の建物を長持ちさせるためには、換気のことについてもしっかりと考え、各工夫が必要であると、当時の建設者も真剣に取り組んでいたのですね!
換気・・・。 いい家を建てるには、大切なことなのです。