笑顔が見える家づくりの仕事人ブログ

先日少しブログで書かせて頂いた大工の器量を計るならば道具箱を覗けば大体分かると申しましたが、もう少し御説明させて頂きたいと思います。

みなさんのもっと身近なもので例えるなら…夕御飯の買い物をスーパーへ行った…とします。
店内が妙に奇麗で 一時の流行品やバリエーションに富んだものが置かれている大型スーパーと…品数は決して多くはないが、各地場産品のとびきり新鮮なものが置かれている市場・・・。大工の道具箱の中の見極めも同じことが言えるのではないでしょうか・・・。

もう一つ違った例えで説明するならば、日本料理…フランス料理…中華料理…イタリア料理…いろんな料理を勉強して経験を積んだシェフの包丁入れの中には、ただ単にブランドだけに捉われない包丁が幾つかあると言う事と同じ事なのであります。

話は変わりますが、今や大工職も様変わりしてきているのです。
腕がいいのは当たり前！それ以上に【いい家】を求めていらっしゃるお客様との意思疎通が何より大切！各事項を御説明させて頂いたり・・・ｅｔｃ。現場仕事以外に誠心誠意気を配らなければならないのであります！

大工仕事がいくら上手に出来ようが皆より仕事が早く出来ようがそれだけでは腕利き大工ではないのであります。いい家を求めいらっしゃるお客様方の、その気持ちを第一に考えられなければ、バットカーペンターなんです。
それがスムーズにいけば当然、お客様の要望に即座に答える事が出来たり、思い通りのマイホームがストレス無しに出来ると言うわけであります。 大手のハウスビルダーさん達には真似出来ない技のほんの一部でありますが（自信）

私共、寺田工務店は小さな工務店ではありますが、大きなハウスビルダーでは叶える事の出来ない、あなたの大きな夢（マイホーム）を提供できます。
新築を依頼はしたけれど大工さんは誰か分からない…建てた後アフターサービスを依頼したら担当者が転勤していて話が通じない… そんな◎◎◎ビルダーさん達には負けてはいられないのです。劣るはずもありません！ 寺田工務店に転勤などありません！

命ある限り建てて頂いたお客様とは末永いお付き合いをすると言うことは義務ではなく当然の筋なのです。

次回もまた・・・大工職から見た世間の大工事情、最近の住宅事情などをブログで発信させて頂きます。

本日の…

大金を投資して既製品を買う人
大金を投資するなら世界にたった一つしかない自分のオリジナルを買う人
大工として言わせていただけるなら、後者の方のお手伝いをさせて頂きたい♪

投稿者 鉋侍

釣れなかった釣行を全く忘れて、次なる釣行予定を立てている釣りバカ侍海野です。
大工道を歩み始めて、親方から耳にイカができる程…あっタコができる程言われた職人語録がいくつかあります。
『怪我と弁当は自分持ち』 『段取り七分仕事三分』 『墨付け刻み坪一人』 他にもイロイロと…
説明すると長いので今日は職人のお弁当話をしたいと思います。（なんの繋がりもないですが…）
よく大工さんの弁当は美味しそうだよね…など言われる機会があります。実際は…イメージとは掛け離れた職人さんもいるのです。
過去に一緒に仕事をした職人の中にこんな職人がいました。日の丸弁当のみ。 それも殆ど毎日です。当時二十代半ばだった自分には、その弁当の意味する事が強烈に胸に刺さったと申しましょうか…自分はもしかしたら…いや…もしかしなくて…ボンボン弁当なのかもしれない…
その職人の生き様…そして根性を垣間見た気がしました。そしてたまに今日はご馳走弁当だ♪などと言って缶詰の焼鳥をオカズに白米を食べていました。今でもその職人の事は毎日と言っていい程思い出します。
独身時代に一度…おばあちゃんが弁当を造ってくれた事があります。母が病気で入院をしてしまい、代わりに祖母が弁当を造ってくれたのですが…後にも先にも…それ一度きりでしたが二十歳くらいだった当時の僕にはこれまた強烈でした。真夏でした…弁当箱は二つ。片方は白米が押し寿司状態に詰めてあります。
もう一方には…トマトが二つ分くらいワギリにしてあって…かなり熟れています（汗）

おばあちゃんが僕の為に造ってくれたので、家に帰ってから…おばあちゃん弁当美味しかったよ！でも明日から弁当いらない現場だから作らなくていいよ！ありがとう！（そんな現場はない）と言って逃れたことがありました。（懐かしい）

それに比べたら今自分が妻に造ってもらっている弁当は贅沢弁当なのかもしれません。
いや！贅沢弁当です（汗）

あの日の日の丸弁当の職人の10倍は仕事がはかどる魔法の弁当です。
この場をお借りして毎日のお弁当のお礼をさせていただきます！
ありがとう！これからも宜しく。

本日のあれ

今も昔も変わりません…職人の器量を知りたければ道具箱を覗けば察しがつきます。
職人の弁当を見れば時として自分がどれだけ幸せ者か気づくことができます。

ただ一つ言い忘れていましたが…白米に梅干し一個でお茶をブッカケて食べているあの職人の弁当は実に美味そうであり真似した事もある程でした。 もう一つ！いい腕してました。

投稿者 見習い侍

為替と体重計の数字が非常に気になりはじめた鉋侍海野です。
世間さまは本日よりゴールデンウィーク初日ということで朝の通勤時間での道路はどの信号でもポールポジションでありました（虚）
我々…工務店では二日よりお休みを頂きまして鋭気を養う所存でおりますが、５月と言えば釣りシーズンも本格的に開幕であります。
釣りバカ侍もここのところのストレスと釣欲を吐き出しに５月1日の夜立ちで戸田までイカを釣りに行ってくる計画でいます。
今回のる船は戸田の福将丸であります。今朝の釣果状況はトップの人が150杯のイカを釣ったということです…そろそろブログを見ていてくれている人…普段お世話になっている人達に配偶する時がやってきたのでしょうか！？
釣りよりも確実にご馳走にありつける自家農園も空豆が好調でして…この大型連休中に収穫をしようと企んでおります（笑）
釣りは前日まで釣れていて次の日にあれ～？？？という事が多くありますが、もしかしたら～５月2日にアナタにイカをあげれるかも知れません♪

本日のあれ

竿よし！ 仕掛けよし！ クーラーよし！
釣果も良いなら尚更よし！ ここまでいい時はタイテイ結果は無し！

投稿者 ポンポン焼店主

赤い財布を使用し始めて何ヶ月が経ちますが…買ったばかりには…イロイロな事を言われました。 そうです…あっかんべ～ 赤字 などよくもまぁ赤い財布を持ったこともない人は口々（笑）
哲学者鉋侍はやりもしないで下馬評をするのは生き方に反していますので自分の道を突っ走ることが多分にあります。
人と同じ事をしても面白くもないですし、やる気も違ってきます。
無茶はしませんが冒険くらいはした方が愉しく生きられる気がするだけです。例え得しなくても気持ちだけ満足すれば儲けものです。
で！気になる赤い財布の効果と申しますと…

本日のあれ

殆どの多数派が反対意見を言う時ほど…穴党はニヤリッと微笑みます。
財布の寿命は三年だとか1000日だとか言いますが…時間に囚われ色に騙されてはいないですか？
僕の財布は開っかんべ～♪ お試しあれ♪

投稿者 アカズキン侍

結婚五周年の夜に一人天神様の湯でリラックスをしているヒヨッコ侍です。

この銭湯の天井は木組みをたっぷりと眺める事が出来ます。まるで現代建築を嘲笑うかのごとく木が古い仕口で組まれています。
勿論、現代の建物、工法を否定するわけではありませんが、この木組みをみていると古代の建築家の知恵や苦労が伝わってきます。

これと比べると現代の建築はコストを抑え、衛生を強化し、生きていくスピードをあげる為の思考などが備わった建物が多いと思います。間取りや設計に関しては現代建築の方が遊びがあります。ユトリもあります。

しかし、想像ではありますが、人間の生きるスピードは明らかに機械化や通信機器、科学の発展でアップしているのは明白です。それらを含めると古い建物や全てが手作りだった時代のものを眺めると言う意味では実に愉しく心に響くわけであります。
今、自分達…建築家が携わる建物にも僅かながらでもユトリのあるアジのあるものを施主様に提供できたならいいな…と思うわけであります。

古きを見て新しきを磨くといったところでしょうか…

私事ではありますが、ハイオクガソリンをこぼすかの様に走る車から…家族全員を快適に静かに環境にも配慮した車に乗り換えました。
どちらがいい車かなんて考えはありません。その時々どちらも最高な乗り物です。
ただ一つ言えることはハイオクをこぼすかの様に走る車を乗れたのは今では思い出と化したと言うことです。

車だけでなく、自分もレギュラーガソリンで長く走れる様な人間にならなくては…

投稿者 エコ侍

天気に振り回されているフリをして実は天気を操っている鉋侍海野です。

こんな雨の休日は、こんな雨の休日にしかできない事をして過ごせばいいだけの話なのですが、気持ちに余裕というものがなければ…そんな発想もできないと思うのです。
生きていくうえでも心の余裕（間）とでも言うのでしょうか…毎日そんな自分でありたいものです。
どんな窮地に立たされても、心に間をもてる人間になら最小限の傷で済むでしょうし、もしくは軽くかわす事だって出来るだろうし。
この春、娘が幼稚園に入学します。我が子を育てるにあたっては、先程の間をとれる大人になってくれたらいいなと考えています。ゆえに、今のうちに厳しい事も言います。それと同時に自分にも厳しくなるのは必然的な事ですが…親が子を育てるのか…子が親を育てるのか…と言ったところです。
歴史上の出来事をアタカも見たかの様に言うのが嫌いですが、歴史は好きであります。
科学的根拠を自分が理解しているわけでもないのに科学的に証明されているだの何だのとウンチクを言ってしまっている自分もあまり好きではありません。
最近は雨が多くて頭も湿気がちですが、どうやら明日は雨が止むような予報らしいです。（？？？）

本日の…

一つの扉が閉まれば、別の扉が開くものだ。
しかし、人は閉まってしまった扉を長いあいだ未練たっぷりに見つめてしまい自分の為に開かれた扉に気づかない。

投稿者 桜侍

建て舞い…開幕戦…開花宣言！

さぁ！Ｍ様邸の軸組作業の始まりであります。

雨もあがり、この日に備えたかの様に天気も雨雲を流してくれ、マサに建て舞い日和であります。
応援の大工さん達の絶妙な動きで作業はスピードアップしていきます。

明日はいよいよ棟があがり上棟式となります。
みんなの気持ちを工事の終わりまで神経を集中させなくては意味がありません。

本日の！

やって見せ 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば 人は動かじ

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば人は育たず

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず

投稿者 鉋侍

三連休なんてナンノイミモナイ！鉋侍海野です。
以前ブログにも書きました、見知ら刃物店を通りがかって期待もせず刃物を物色していて・・・見つけてしまった鉋。
ついに買ってしまいました。
その鉋がドレホド貴重であり価値があり絶品なのかは作者である古 佐野勝二さんを調べれば分かっていただけるのですが、大工道具に興味がない人ましてや鍛冶屋さんの名前まで探る程道具に感心を求めていない人にはタンナル刃物は刃物なんでしょうが・・・どう説明したら分かりやすいんだろう・・・・・・・
回転寿司にナンノ期待もせずトロを注文したら大間のマグロが食べれてしまったかの様に・・・
いや・・・
ユニクロに行って千円均一の中にBurberryの服が一つだけあった様な・・・
これもまだ違うな・・・期待もしないで家を大工さんに建てもらったら他の家とは次元の違う高性能な家ができてしまったかの様に！僕とその鉋は出会ってしまったのです。
でも一つ表現が違うとするなら、僕は最後の例え話で言う期待もしないで店に入りましたが、その鉋の意味を一発で見抜いてしまっていました。
佐野勝二さんの鉋は既に二丁もっていましたし、良く切れること有名なこと、そして目の前にある作品は、更に別アツラエとして数を造ったとは思えない程、特別な作品ということさえも・・・し・か・も値段がこれま凄かった！
まるで・・・いややめときます。長くなってしまいますから（汗）
今日は中身の前に箱をアップしておきます。

頭金なし！ボーナス払い無し！毎月々の小遣いの残払い＆回数設定ナッシングでも欲しいと思える小宝に出会えた私は幸せ者だと今、鉋を目の前にして思っています。
次回はこの鉋をプロのカメラマンがミジカにいますので完全公開でお届けします。

もう自分の欲しい物はたった今、この店で買ってしまい・・・もう欲しい刃物はなくなった！！もう刃物収集もいよいよフィナーレを迎えたか・・・と商品を包んでもらっている最中に・・ふと目を向けると・・・長谷川幸三郎作の・・・・・・・・・・・・・・・・・

本日あれれ

終わりというものはない。始まりというものもない。人生には無限の情熱があるだけだ。
始まりと思うのも自分、もう終わりだと思うのも自分。

投稿者 無期懲役侍

仕事もプライベートもフルタイム四駆の鉋侍海野です。
今日は、義父 姪 実兄 実兄の店のスタッフ達が駿府マラソンにエントリーしていたので応援に駆け付けてきました。家から300メートル付近まで車で走り車を駐車した場所から歩いて50メートルほどのコース路肩まで。
情けない応援団長です。たった350メートルを歩こうとしなかった自分の愚かさに先頭を走るセミプロ？実業団ランナー？達に鼻で笑われたかの様な感覚になったのは現場について3秒はいらなかった程です。先頭の15人くらいのランナーは後続よりスピードが桁違いです。 その後は多分二千人くらいのランナーが闘牛から逃れるかの様にカタマリで走っていきます。
自分は交差点で車を測量するバイトマンみたいにランナーの中にいるであろう兄達を探すのですが…もうラストを走るランナーが過ぎ…交通整理の警官に「10キロはこの次ですか」？と聞きました。
警官が「もう10キロは今頃ゴールして終わってるよ」
…そんな…

本日のあれ

マラソン大会で仮装をして走るランナーをよく目にします。
メディアもよくそれを映します。
ピカチュウの着ぐるみ…白鳥の被り物…マスクマン…顔中に落書きをした人…いろんな人がいます。でも一番目をひいたランナーは…ショルダーバッグを肩にかけ傘を右手に持って真剣に走っていたランナーでした。どんな仮装ランナーよりもインパクトがありました。あれは絶対に真面目に走っていました。ウケ狙いじゃないとトッサに判断できたのは僕だけではなかったはず。

投稿者 実話侍

日本の文化に欠かす事のできない…お城！
こんにちはアナタ御用達大工！鉋侍海野です。

建物を造る者として日本の城造りと言うものは手本であり憧れであり魅力的な建物であります。
この梅雨ジミタ最近の天気は行楽地を絞る為の準備期間だと私は考えます。

春になれば本当の梅雨入りまでの間、オデカケ日和が続きますが皆さんはどんな旅行やオデカケをするんでしょうか！？釣り侍でもある私は日本一の建物…大工の憧れ姫路城を見ながら日本一の呼び名高き明石真鯛をパクリといきたいものです。

本日のあれ

サスペンスとスリルとショックの違いを説明しましょう。
削ろう会の為に必死に鉋を調整し材料を手配し当日寸前までバタバタと準備に追われ間に合わないんじゃないかとヒヤヒヤする。これサスペンス。
当日の朝になり受付を終え鉋を出して削りを始める。これぞスリル。
やっと納得のいく薄さの削り屑が出て測定してもらい厚過ぎて話にならない厚さの数値を大きな声で叫ばれた時。その一瞬がショック。

投稿者 ツアコン侍

全国釣りファンの方！鉋ファンの方！スタッフブログファンの方々！こんにちは♪全国削ろ会で表彰台に届かなかった事…釣りで竿頭になれなかった事…決して忘れてはいない鉋侍海野です。
次の全国大会にモ・シ・モ！ 出場するならば入賞宣言をして出場する所存であります！！（大マジ） しかし条件がクリアーなればの話でもあります。
そして釣りに限っては宣言は御法度でござります。しかし釣りと言うものは釣れなくても竿を垂らすだけで釣り人は満足できるものです。釣果は二の次であります。
最近の仕事は三百枚のコンパネを貼りまくると言うミッションを遂行していたため腕はパンパン握力は小学生並に落ちて帰ると言う毎日であります。かなり筋力アップに上積みが出来て腕相撲なら向かう所敵無しです。オマケに下地に使う材料は防虫剤がたっぷり染み込んでいて重さは三倍強でして毎日が闘いです…しかしそんな過酷な仕事にもメドが立ち来週初めには完了できそうです。
今日…近所の侍宅付近を通りますと…研ぎ水が道路へ流れているではありませんか！ＤＪ相馬はやる気です…きっと秘密兵器を駆使してイズレ果たし合いにやってくるでしょう！私も寸前でバタバタするのも懲り懲りでござります…ですから何時でも果たし合いを受ける準備めしておきたいものです。
本日はM邸の地鎮祭が行われ新たに仕事意欲が溢れてきました。
さぁ～春に向かって益々頑張らなくては！！！

本日のあれ

金を失うことは小さく失うことである。
名誉を失うことは大きく失うことである。
しかし、勇気を失うことは全てを失うことである。

投稿者 鉋侍

卒業式の前に進級できていなかった事に気付いていなかった鉋侍海野です。富山県大会…千葉県大会…そして今回の神奈川県大会と三回目の大会出場…今回一番手応えを感じて出場した我等チーム寺田工務店のメンバーでありましたが、三回目で日本一になれる程…全国の壁は低いものではありませんでした。
朝早く車に乗り込んで神奈川秦野をめざし意気揚々と出掛け到着したのは受付30分前の７時30分…全国の鉋侍達が早くも現れ始めます。開会式を終え削りの開始！
いきなり12ミクロン…これはイケる！やれる！と内心は思っていました。
しかし出場者の計測状況が普段よりも調子があがっていないらしい…これはと思い自分は三番目に10ミクロンを切り計測所へ急ぎます。イキナリ…4ミクロン！これは♪と思いきや…厚い部分で11ミクロン…これではイケナイと削り台に戻り削り直し… 平均して出せたので再度計測所へダッシュ♪
なんとか7～8ミクロン…その後は調子が上がらず終了のホイッスル♪♪♪
両腕はもうパンパンで握力は半分以下だったでしょう。他のメンバーもナカナカ調子があがらず…中でも一番調子が良かったのは同行初出場の梅ちゃんこと梅原さん！なんと最薄5ミクロン♪
メンバー最薄でした。
しかし確実に入賞ラインに近づいてきたのは間違いありません。
次回は表彰台にあがれることでしょう！
初出場の相馬さんと梅原さんは…あんなに熱心に鉋を研ぎ…削り…調整し…とやっていましたが、しばらく鉋をイジル事はしないみたいな事を言いながら会場を後にしました。静岡に帰ってきて少し反省会談義をして解散してきたのですが…皆さんもう立派な鉋侍でした。

本日のあれ♪

大会が終わり結果はともあれ…数ヶ月後に次回の大会日時が発表されるんです。 大丈夫…また一つ研いでみますか！！！と言った具合になりますから♪ まだ自分が鉋侍になってしまった事に気付いていないのは…初出場のアナタですから～！！！

投稿者 受付侍

今回の削ろう会神奈川大会で狙うは勿論！10ミクロン以内を出す事です！
（嘘です。社長ごめんなさい優勝を狙います）
しかしながら…10ミクロンを切るってのは難しいものでして、初めて会社をあげて出場した富山県大会では350人程のエントリーの中から一割弱程の人しか10ミクロンを切ることが出来なかったのですから…
あれから二年くらいが経つますが…この二年で削ろう会のレベルがカナリ上がってきています。優勝ラインは2ミクロンです。2ミクロンから厚い部分で3か4ミクロンを出さなければ優勝は見えてきません。 もう厚みのあるところをいかに薄く平均にするかがポイントになってくる事は間違いありません。
自分の最終段階で重要になってくるのは、材料のコンディション作りだと考えています。刃先の研ぎに関しては納得していますし自分の持つ鉋と砥石の限界まで来ているのは分かっています。台の調整が後…10％ 削る材料のコンディション作りに15％くらい足して25％がなんとか縮められたら優勝を競えるレベルに達すると自分のレベルを分析しています。
こんな偉そうなウンチクを並べて当日は「あれ～」？？？なんてことにならない様にしないと…（汗汗汗）
もう今週の日曜日に迫った大会当日ですが…あまり驚異的…飛躍的に記録を伸ばせる確信は全くありませんが、まずはブログを愛読してもらっている皆様にいい報告書が提出出来る様に頑張ってきます。

本日のアレ

研いでみて、削ってみて、計ってみなければ侍は育たぬ。

投稿者 計測侍

本日も早朝より研ぎ澄ましたした！我が鉋達を！ こんにちは！仏の顔も三度まで…来週の全国区削ろう会出場が三回目となる鉋侍海野です。
今回は二人の鉋侍をも巻き込んで四人の侍が神奈川大会へ意気揚々と準備を進めているのですが…難航しております。（汗）
鉋、砥石、削る材木、計測器、ルーペ…もう言い訳できる材料も底をついてきました。
本日の自分は何か目に見えぬプレッシャーと目に余るプレッシャーを同時に重ね…尚且つ自分へのプレッシャーを全てプレスして心に押し込み、ヒタスラ薄い鉋屑を出そうと必死でありました。無論…他の三人も同じオーラが漂っておりました。
やはり二人より三人…三人より四人です。アイデアとライバル心と鉋魂が皆を引っ張ります。時間はまるで初めてのデートの時の様に過ぎていきます。気が付くと陽が暮れる手前になっています… きっと来週の大会に出場する鉋侍達は皆さん調整に余念はないことでしょう。

本日の測定結果は先週よりもマシな数値でありました。欲を言えばもうヒトコエあってもよかったのでしょうが…本番前に高記録を出すと鼻が伸びてしまい腕が落ちます。
あとは来週どこまで持っていくか！ここにかかっています。しかし仕事が忙しいのでナカナカ難しい現実があります。皆そんな中での出場でしょうから言い訳にもなりませんが（笑）

本日のあれ～？

誰かが出すであろう領域だった。
その誰かになりたかった。

投稿者 記者侍

刃物に凝りはじめ…砥石と出会い…多額を投資し尽くした鉋侍海野です。
来週末には全国大会削ろう会が神奈川県にて行われますが、どうやら私の所有している中で一番頼りになる砥石は今回でアガリとなりそうなのです。
思えば…浅草まで小遣いを握りしめ購入しに行ったのは十数年前のこと…
あれから一体幾つもの余計な砥石を買った事でしょう。 結局は一番頼りになる砥石ばかり減っていき…（悲） 一生物だと思って買いましたが、削ろう会出場の度に薄くなるのは削り屑より確実に砥石の方でして（汗）
古い学芸百科事典で目にした記述に、アメリカのアーカンソー地方で産出される白色のアルカンサス砥石とやらは世界的にも有名な砥石だと言う事です。（知らなかったよ～♪）
アメリカがやはり私を呼んでいるのでしょう♪
ネバダ州にも砥石があるのかも知れない…
ナニシロあそこは未知のエリア51もあるらしいのだから砥石が産出されてもオカシナ話ではない。砥石が産出されないのなら砥石を購入できるチップを産出すればよいのだから。

本日のあれ！

日本の刃物は砥石と言う物の力を得て世界に誇れる打ち刃物が確立された。
私は積み立てと言う貯金の力を得ててみじかな夢を確立された。
どちらも運命的であり、素晴らしい物語だ。

投稿者 ガレリオ侍

只今…鉋の試験中…

え…只今…鉋の…試練中…

いよいよ二週間後に迫ってまいりました…全国鉋削ろう会。

今回を卒業式としたい鉋侍海野です。

若くして栄光をモギトロウなど考えてはいませんが…初出場で10ミクロンなんて楽勝さ！と豪語する近所の鉋侍二人組と明日…鉋を交えてきます。

昔で言えば刀狩りと申しましょうか…果たし合いと申しましょうか…

鉋勝負に勝って相手方の鉋を頂くほど侍スピリッツは曲がってはいません（笑）

まずは前回の全国大会の屈辱を払拭する為の明日の武者修業であります！

本日の…

いい歳をしたベテラン大工がイマドキの子供を凌ぐ…ひょっとしたら…昭和初期の子供達をも凌ぐ薄くて短い世界で遊んでいるのを最近よく目にします。 彼等の名前を鉋侍と言うそうだ。
投稿者 鉋侍代表

負けました…拙者の兄侍が、甘鯛釣りに行ってきて大きな甘鯛を釣りあげてきました。 釣りをしている人なら分かってもらえるのですが、この甘鯛ニキロ弱でありますが、甘鯛でニキロともなると、真鯛でいう7 8キロくらいの大きな真鯛と同じくらいな珍しさであります。
こうなれば…御前崎の大海原で10キロ超えの真鯛を釣ってレコード更新といかなくては…

本日のあれ

石廊崎の高波に揺られ、焼津沖の強風に吹かれ、 石花海の雨にうたれ、
戸田沖の静かな水面にも見放された事もありました。しかし！ここまで大きな甘鯛をマザマザと見せつけられれば…きっとアナタでも大間沖にでも出船してみてもいいと思う事でしょう！
もう安倍川沖なんて言っていてはいけませんよ！

投稿者 勝負侍

危うく鯵にソッポを向かれるところでした釣り侍海野です。
今日は是が非でもクーラーに獲物を入れて帰ってこなくては釣り侍がスタレルと意気込み鯵釣りに行って参りました。
一投目…久々の鯵のアタリ…少し違う感じ？！と仕掛けを手繰り寄せると船釣りでは初めての！！イシダイがあがってきました♭ なかなかの大きさ！これは幸先がいいと二投目…他の仲間の竿先が気になりヨソミをしているとアナウンスで船長が海野さんのアタってるよ！！！と♯
仕掛けを手繰り寄せれば大きい鯵が全部の針に掛かっています♪
トリプルで鯵が釣れ、これは配る人の家を考えなくては…と思うほど幸先がいい。
しかし！鯵君達は簡単にクーラーに入るのを拒むかの様にその後はバッタリとアタリが遠くなりました… 釣れてきても15cm程の豆鯵…ここで私は道具箱からヒラメの仕掛けをサッと出し…釣れた小さな鯵を活き餌にヒラメを狙う事にしました。
幸先を睨み続け眉間のシワが更に深くなったその瞬間！！！幸先にアタリらしき反応が♪♯♭
しかし次の瞬間…バレてしまったらしく…仕掛けをあげると鯵も針も飛ばされていました！
推定10Kg超えのヒラメだったと解説しておきましょう！逃した魚はデカイと昔から良く言われます。こんな風にバラシてしまった魚の事を大物だった…と釣り人は話を盛り上げます。きっとあれは15Ｋｇ超えのカンパチだったかも…知れません。見えてないから好きな想像で何でも言えます（笑）
結局…釣果はと申しますと…配る鯵は釣れないけど今夜僕のお腹で消化されているのは鯵フライとイシダイの刺身であることに違いはありません。
次回こそ皆様の分まで釣ってきたと思いますのでコメントに食べたい魚を入れてみて下さい。

本日のあれ

釣りは行く前にワクワクしながら準備をしている時が一番楽しい時間かも知れない…最近の釣果でそんな虚しい事を考えてしまった。
本当は釣った魚をツマミに酒でも飲めばそれが一番楽しいのかもしれない。
いやいや…釣りは釣れなかった時に次の釣行を腹に決める時が一番楽しい瞬間なんです。

投稿者 釣りバカ侍

太刀魚に無視され…ヤリイカに馬鹿にされ…波には遊ばれ…竿は折れてませんが心は折れかかっている釣り侍海野です。
明日の獲物は最後の頼みの綱…鯵釣りです。
もう土曜だの連休だの構ってはいられません。
ド！デカイ！クーラーボックスに解けた様子のない氷とクルージングするのはマッピラです。せめて魚が氷とタワムレル程とはいいません！魚釣りをした証をクーラーにトドメル為に明日、漁に出船してきます。
結果はまた報告します。

本日のあれ

海釣りでは、船長が、潮が動かない！と言って魚が釣れない理由をボヤキます。
家に帰って潮が動かない…は言い訳にしか聞こえないので僕はこう言ってやり過ごします。
魚にも休日ってあるみたいだ…世の中進んだもんだ。

投稿者 百戦錬磨侍

最近、世界情勢が大変気になる鉋侍海野です。
著名人の言葉や創設者の教訓もよく理解できるのですが…世界規模…いや地球規模で何かを考えると課題は山積みです。それに比べれば自分の人生の行くべき道は簡単に思えます。 思えただけで実は難しい時もあります。（汗
百年に一度の不景気だとみんなが口を揃えている様に思えるのですが、こんな時は廻りを見るチャンスだと思うのであります。景気のいい時は、よそを見ずしてもいいのですから、他を見る事が出来にくく…不景気になると…安定した公務員さんに風当たりが強くなるって言う事実は簡単に想像できます。
企業は改善、打開策に必死になりますが、自分を変えて人生や仕事が変わるとは到底思えない鉋侍であります。
それは今までやってきた事に自信があるからであります。
これからも自分のやっていく仕事に誇りを持って、住む人に優しい住宅を提供して行きたいです。

本日のあれ

自分を変えなくていい様に本当の自分を早く見出だすべきだ！ 本能を研ぎ澄ませ！

投稿者 本能侍

虎年の始まりですね！
一年の始まりは元旦にあり！！
皆さんは一年の抱負、希望、目標をたてましたか？
僕は毎年目標を胸に新年を迎えるのは習慣になっています。
考えてみて下さい。もしも一年に一回の目標を達成できたのならば、凄い事です。一年を通して貫く目標と言う事は継続的な目標になります。これはなかなか難しい事です。 無理や見栄で自分を縛れば苦痛や惨めさが己を襲います（笑）
一つのカテゴリーで一年の目標をたてるより、生きるという中での目標をたてたい鉋侍であります。
相変わらずマエオキが長い鉋侍でありますが！目標はスマートです。

一年…いや出来たら生涯…どんな人にも笑顔と優しさで人間関係を築いていく。

これを今年の目標で行きたいです。
職人はよく無愛想だったりする瞬間がよくある職業であります。特に、対相手が木だったり、鉄だったり、物を扱う職業ならば当然その度合いは増します。
仕事の最中も出来ればもっと回りに目を向けられる様な職人でいる事も心かけれたらいいと思います。
これはかなり簡単な様で難しい目標であります。 こんな気軽なブログを書く私ではありますが、仕事中は自分でも近寄り難い顔をしているんだろうと思います（笑）
笑顔が心の余裕を生み、心余裕が視野を広めるという狙いであります。
挫折をする時が来ると思いますが、全ての時に笑顔と優しさをテーマに一年頑張っていきますので、今年もヨロシクお願い致します。

新年のアレ

目は口ほどに…モノ申す

投稿者 スマイル侍

見た事がない映画の結末がわかってしまって…その映画を最後まで見たくなくなってしまった鉋侍海野です。
人生も同じく結果が分かっていては面白くありません。 結果が分からないから生きるのであり、うまくいかないから頑張るのだと思えます。
年越し前に何をわけの分からないブログを…と思った方！正確です。
またいつものブログが始まった…と思った方！
またそれも正解です。
ゴールもスタートもアンサーもないまま綴られるこのブログもこれで何回目になるのでしょうか… 来年も日本の情勢はまるで僕のブログの様に不安定であります。
しかし僕らが建てる家は安定性抜群でなくてはいけないのです。来年も安定感抜群な家を提供させて頂きます。
あ！それから…冒頭の映画の結末ですが、予想外な結末でした。

本日のアレ

経済界ではエテシテ多数派が間違える

投稿者 暮れ侍

時計…バッグ…財布に衣服…海外旅行時やセール時に、こぞって買い物に走る女性の触角は素晴らしい。 あの洞察力を張り巡らし家を建てる事を考えたなら間違いなく我社の推進するスーパーウォールの家を建てる事でありましょう。
いや！ブランド名に流されず本物を追求する人であれば必ず辿り着くでありましょう！スーパーウォールの家。
最近は更に夜の冷たい空気が家のアチコチのサッシから入ってきては家計を脅かされます（寒）
我社推進のスーパーウォールで住まれている施主様たちは、サゾカシ暖かい冬を過ごしているのだろう…と建てた借家侍はうらやましく思うばかりであります。
宝くじを買う余裕がなかった借家侍一家は繭（まゆ）の様に今夜もかたまって寝ます。

本日のアレ

VUITTONが好きだと言う人いますか？
そのLOUIS VUITTONが有名になったキッカケって知ってますか？
そのキッカケをつくった女優がこんな事を言っていた様です…
美しい唇である為には美しい言葉を使いなさい。 美しい瞳である為には他人の美点を探しなさい。
大工としてもマサに同じ様な考えがアテハマリます。まわりにいる人から一つづつでもいいから良いところを吸収できたなら…きっとタイムマシーンに乗れた様なものですね。

投稿者 大口へっぷ侍

大晦日と元旦は隣り合わせに並んでいますが、実に反比例な関係である事に最近やっと気が付いた鉋侍海野です。
今更、今日が何日で…残りが何日などと引き算をして忘年会の皮切りをするつもりはありません。 世間の足並みに自分の歩調を合わせると時として時代錯誤状態になりかねません…
年末になると一年を振り返ってみたくもなりますが…振り返るにはまだまだ修行が足りぬ鉋侍であります。ムシロ…先行き不安な日本の情勢に水平チョップを放ち、自分磨きに邁進して行くのだ！と俄然テンションを上げてしまいます。（笑）
まっ！ここで僕一人がどんなに盛り上がろうが盛り下がろうが、歳は暮れ蕎麦は売れ元旦が訪れます。
今日僕が伝えたい事は忘年会より大切なのは来年かい！と言うことであります。
一年を振り返り来年を目指す…この先を行くには… と言う事です。
日本の風情もトップスピードで様変わりをしていっている様な気がします。タカダカ37年ちょいとしか生きていない僕が言うのもナンですが…
時代に合わせて生きていくと仕方のない現実があると言う事ですが、地球温暖化と騒ぐより大切な事を失っている気もしています。

では残り少ない本日のアレ

充実した一日の終わりには深い眠りが訪れるが、明日を先走る夜には浅い眠りが待っている。

投稿者 おやすみ侍

議員の大人げないコメントをニュースで見る度に、立候補を考える鉋侍海野です。
年末になり寒さも一層厳しくなってきました。

釣りが好きな自分は釣り納めを考えていたのですが、年末年始に体調を崩してもいけないので年内の釣りはもうナカバ諦めています（悲）
しかしながら…また話は冒頭に戻りますが、議員さん達のアイマイでハギレの悪い発言には前からうんざりしていましたが、最近になって更に輪をかけてナヨナヨとした議員が多く感じられるのは自分だけでしょうか。あのままでは政権がまた交代した時に後悔してしまうんでしょうね…
やっと掴んだ政権と地位を悔いのない政治で突き進めばいいと思うのですが…あの方達を選んだのは国民なんですから。

僕が昔、初めて高校野球の試合で先発ピッチャーを任された時は自分の思うがままのピッチングをしたものです。（あまり関係ないかもしれない…）
その場の地位を守りに入ってクラゲの様な言い回しをしている議員は余計にマスコミが騒ぎますし、やる事全て（いい事までもが）台なしになってしまうと思うのですが…鉋侍の意見なんて分かった事よと言われそうですね（笑 ）

では本日の…

人が決まって嘘をつく時。それは狩りの後、戦争の最中、そして選挙の前

今夜はもう一つ！

危険から背中を見せて逃げると危険は二倍になる。断固として危険に立ち向かえば危険は半分になる。

投稿者 ウンチク侍

一週間程前に、つい先日新築のお引き渡しをしたばかりのＡ邸お施主様に声をかけてもらう機会がありました。
引っ越しを終え新居の良さを実感して頂いて大変嬉しい感想を聞かせてもらいました。ついでに美味しいお茶に、饅頭菓子まで頂いて…現場仕事をしていると、ナカナカ施主様の声が直接聞けませんが大変励みになる声を聞かせて頂き大工冥利につきる一日になりました。
この体験をこれから新築なされる方々に分かって頂けたらいいなぁと思いました。

投稿者 ハイブリットハウス侍

ナゼユエ…とりつかれたかの様に週末に焼津まで深層水を給水しに行くのかと…誰にも聞かれませんが、その訳を話したいと思います。
幾つかあるのですが、まず我が家は水道水ということ。 次に週末家にジッとしていられない性分ということ。そして深層水の給水場所を知ってしまったということ。 最後にこれ大事です。深層水で煎れたお茶を飲んだら他が飲めなくなるほどマイルドな口あたりになるんです。珈琲もお茶は勿論のこと…濃水（塩水）で枝豆、とうもろこし、ゆで卵をつくれば…禁断の扉を開けてしまった様なものです（笑）
毎週焼津へ行く程、暇な休日がありましたら試しに一度ご賞味下さい。

きっとこの私が言いたい事が飲んだ分かって頂けるかと思われます。
アレいきます。

魚は水中から飛び出し、ジャンプした時に初めて自分が水の中にいたことに気付く。

投稿者 給水侍

大工…子供達からは、憧れる職業のうちに入っていると言う統計を耳にする事が多いです。きっと目に見える結果が家という形で表れ、その大きさ…木の温もりを子供ですら分かっているからなのでありましょう。

 しかし当然、人様の家を建てるのですから、いい加減な仕事は有り得ませんし、未熟な見習い大工には修行期間が待ち構えているのです。

大工になると…初めの頃は掃除から修行がスタートします。仕事が分からないから掃除や運搬しか出来ないのです。

そして使いパシリみたいな事ばかりさせられていると、自然に道具や材料そして大工の心意気みたいなものが何となく分かってきます。 大体それで三年くらいは過ぎてしまうのが第一期間です。

そして次は二つに大きく別れます。次のステップにいく以前の見習い、もう一方は早く大工仕事をやりたくてウズウズしている見習い。 この差が今後の彼等を大きく分ける分岐点と言っても過言ではありません。

大工を目指して三年間、掃除や遣い走り雑用をやらされ続けもういい加減大工仕事をさせてくれ！という態度を見せてきたらしめたものです。水を得た魚の様にスクスクと大工への道へ突っ走ります。 仕事なら何でもそうですよね。

今でもよく覚えています。初めて自分の鉋（カンナ）を使って柱を削った日…勿論、職人が帰った後に誰もいなくなったのを見計らって…（懐かしい） 初めて墨付けを任せられ必死で絵図板を書いたあの日… その自分が墨を付けた家の建て舞いの時…ステップ毎に鮮明に思い出します。

今回は久々に墨坪を出して墨を弾き、打ち、番付をふる…あの修行時代を思い出し大工魂が点灯してきました。あのＸ’ｍａｓツリーの明かりよりマイルドにワイルドにハードに…

「本日のあれ～？」

下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そしたら誰も君を下足番にはしておかぬ。

投稿者 元下足番侍