削ろう会の舞台裏はあまり報告されませんが、今回は特別に仕事第一がレポート致します。
朝早々、自信満々で削り華を出そうとした全国の変態いえ鉋侍達が「あれ~??」となった場合は会場に設置された研ぎ場なる場所があり、自慢の砥石を並べ研ぎ始めます。砥石は人工砥石の荒いものから仕上げ、天然砥石の超仕上げ砥石まで…….寒空のなかせっせと研ぎはじめます。この場にいると砥石を削ろう会?鉋の刃を削ろう会?と思ってしまうほど1時間以上かけて仕上げ侍達は舞台に舞い戻っていきます。
まさに削ろう会であります。時間を削り砥石を削り、体力、精神力、そして懐具合や指の指紋まで削りまくっている(すり減らしている?)侍達を見る事ができます。
そして、6時間以上研ぎまくった後は、会場周辺に出店した大工道具のお店に次回に備えるのか?今回の言い訳を探しているのか?砥石や刃物類を購入していきます。
我が社の侍達も自分へのご褒美?とかいって道具を購入していました。
結局、全国から集まった会場内の職人達は自分を(技)研ぐ事(削ろう)が出来る人達の様です。(ダイヤモンドも削らなければただの石ころですから……..)
とても羨ましくもあり、関わりなくない世界です。