木の二つの命

2009 年 5 月 23 日 土曜日 投稿者:terada

木の樹齢って何年くらいか知ってますか? 俗に言う檜の樹齢は、それはそれは太古の時代から生きている二千五百年以上にもなる木があるのです。残念ながら日本にはそんな樹齢の木はもうありません。木曽にある木曽檜の樹齢五百年くらいがいいところです。と言っても五百年は凄い年数ですよね!

木の命は種から伐採されるまでの成長する期間の命と、伐採され何かに使われ(勿論建築材料)材料として生きている期間の命があります。樹齢の分、材料としての年数を生きる事ができます。(使い方にもよりますが)要するに、二千五百年の樹齢がある檜なら五千年は生きると言うことになります。 二千五百年もの間、植物として生きる様な檜は厳しい環境の中で生えていると言います。土は岩のごとく根を張るには厳しい環境…岩の間にわずかな水を目指して檜の根が入り込んでいくんです。そんな条件だからこそ、二千五百年もの木が育つのです。

人間も同じです。甘やかして欲しいものがすぐ手にはいったんじゃ、いいもんにはなりません。自分はまだ木で言う伐採される前の時期だと位置付けていますが…そろそろ折り返し地点…人の役にたち、幸せを提供して生かされていたことの恩返しをする準備が出来上がっていなくては…と今更ながら木に教えられます。

皆さんは後どれくらい生きるつもりですか?やらなくてはならない事 やっておきたい事…木に学ぶって凄い神妙ですね。
僕はそんな檜を使って自分の城を建てたいです。
こんな自分に檜は伐採許可をくれるのだろうか…

投稿者 檜侍(海野)

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