この物語は全て現実に存在する人物をブログ化したものです。

2009 年 11 月 1 日 日曜日 投稿者:terada

三十路を回った頃から突然色彩感覚が変化して原色思考になった鉋侍海野です。
今日も真剣(カンナ)を左腰に差してはいませんでしたが、右肩に背負った鉋侍が「立ち合い」を求め僕らの道場(作業場)に現れるました。
歳格好は一人の侍が50にリーチをかけているくらい…もう一人は孫が五人くらいいてもいいくらいの侍さんでした。(笑) 僕が計測器を出すと、その二人は不適な笑みを浮かべ鉋(かんな)を出すのであります。
そうです!彼らこそが先日紹介した大工さんで…今、時を超え、刃物に目覚めてしまったカンナチルドレンニニングミなのであります。
我社が総出で富山県、千葉県まで行って出場して参りました全国削ろう会(全国から大工道具のカンナで薄さを競う大会)の話をしたり、カンナのウンチクを話したところ…大工魂に火を付けてしまったらしく、その二人は休みの日は懸命にカンナの刃を研いでは薄さを求めています。

勿論…財布の方はとっくに薄くなられているとのこと(汗) しかし、あの二人を見ていると、まるで子供がメンコ遊びをしているかの様にメンコを出しては取られ出しては取られ…夢中にカンナ論をぶつぶつ言いながら削ったり研いだり討論したりともう誰にもとめられません!多分あの二人を止めるのは…いややめときます。

片方のカンナ侍さんは我社のスタッフブログにちょくちょく現れてブログチェックをなされていらっしゃいますから(笑) とにもかくにも…あの瞳に嘘偽りは全く感じられない正真正銘の変態になっています。毎回テーマを変えてやって参ります。本日は開封していないサラダ油を家の台所からくすねてきたらしく、削る木にボロ切れでサラダ油を塗り込んでから削っていました。椿油よりいい!とか、やはり高温で一度材料をスアゲしたほうがいいのか…とか…カンナの台を打ちなおしたいのだか…そこの連絡先を教えてもらいたいなぁ~…永遠に続く勢い。陽がくれてしばらくすると子供の様に帰っていきます。

僕は呆気にとられて二人の後ろ姿に心の中で背中を叩いてご苦労様でしたと思うのであります。きっと次回の全国削ろう会には参加なされると思いますが、とても楽しみな感じがします。やはり何をするにも、一人より二人、二人よりも三人…ですよね!釣りもそうですし、食事だって同じ。本日のアレ。

世間では、妙にありがたかってる部分もあるけど、若さって俺は大した特典ではないと思う。年齢は関係なくて、無茶を出来るスピリッツを持っているかが問題

投稿者 計測侍

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