「あたたかい」といいことは言いかえれば熱を通しにくく木材の中に熱を貯めておくことができるということです。
専門的な言葉でいうと「熱伝導性が低い」「蓄熱性が高い」と呼ばれています。
熱伝導率とは熱の伝わりやすさを示す単位ですが、木材は鉄やコンクリート
に比べると、熱伝導率はかなり低いです。つまり熱を通しにくいのです。
実は木材の中はパイプ状の細胞の集まりがあって、その間を通って地下の水
分を木の上に届けたりしているのですが、伐採して水分が抜けると中は空気
になるのです。
この空気が実は身近な物質の中で熱を伝えにくい物質であるのです。
なので空気がいっぱい入っている木材は熱が伝わりにくいんですね。
ですから熱い鍋やフライパンの柄が鉄では直に握ることはできないけれど
木材であれば素手で握ることができるのです。
木材ってすごいですよね