本日、屋根軽量化の施工を依頼していただきました。
木造系の屋根は大きく3つに分けられます。
【瓦系】現在一般的な桟葺き瓦で約50kg/㎡ 土葺き瓦ですと80kg/㎡です。
【軽量瓦系】カラーベストなどセメント系の軽量瓦ですと約20kg/㎡前後
【金属系】約6kg/㎡
古い土葺きの瓦で30坪(約100㎡)の瓦屋根はなんと8000kg 軽量瓦で2000kg 金属系屋根で600kg………….大きな地震がおこった場合、2階屋根に8000kg(乗用車6台~7台〕程度が乗っているのと金属瓦(軽自動車1台)のっているのでは破壊力が大きく変わってきます。
耐震診断では重い屋根(陶器瓦系)と軽い屋根(軽量窯業系瓦、金属瓦)の2つに分類されるのですが、実は結構違うのです。
決して瓦屋根が悪いわけではありません。耐久性や補修のしやすさ、耐風性、瓦ならではの風格など瓦の魅力はいっぱいあります。しかし耐震性の良い新しい家では、まず問題はありませんが、古い家(昭和56年5月31日以前に建築)の場合は結構耐震性能に違いが出ると思います。
投稿者 仕事第一