・・・今日のブログは、ながながと書かせて頂きます(汗!)
先日のことです・・・。
水回商品(キッチン等々)をお決め頂きたくて、お施主様の奥様を車にお乗せして、リクシルのショールームに向かっている時のことでした。
ショールームに到着するまでに、何か世間話でもしなくてはと・・・
「あの・・・、奥様のお国はどちらなんですか?」と尋ねてみました。
すると奥様が・・・。
『私の実家は岩手県なんです。3・11の大津波で実家はすべて流されてしまったんですよ。』
『大きな御影石の石臼が実家の宝物だったのに・・・、あんなに大きくて重い石臼までが流されてしまって、どこを探しても見つからないんです。・・・。』
・・・と、凄まじい津波の被害等々をお聞かせ下さったのです。
そのお話をお聞きして、私が心に誓ったことは・・・
「今回の家づくりが、奥様の宝物となるような、そんな想いを抱いて頂けるような家を精一杯造らせて頂こう。」ということです。
O様邸の建て方作業に当らせて頂きました全てのメンバーがこの想いを胸に、
「いい家を造り上げよう!」と、精一杯各自の作業にあたらせて頂きました。
幸い、お天気も良く、
各作業をスムーズに進めることが出来、無事に上棟式を執り行うことが出来ました。
上棟祝いの席では、奥様自らが祝宴のための歌や踊りを披露して下さり、
私達家づくりスタッフを温かく労って下さったのです。
そして私が一番感激してしまったのは、
奥様からの「スタッフへの労いのお言葉」です。
その中の一つに・・・、
『家づくりに対して、熱い想いとプライドを感じました・・・・。』
と、言って頂けたことが嬉しくて・・・・。
その瞬間、もう目頭が熱くなってしまって、こみ上げて来るものを感じました。
お施主様から頂けた「労いのお言葉」に恥じることの無い様に、
「竣工」目指して皆で精一杯「いい家づくり」に努めさせて頂きます。
「家」とは、そこに住まわれるお客様のために「真心」をもって造り上げて行かなくては!と改めて感じることが出来た想い出深い上棟式となりました。
『O様!御上棟、おめでとうございます。』(株)寺田工務店スタッフ一同
追記・・・。