新入社員奮闘記! 間もなく一年です! 女性大工職を目指して!!
新入社員ARISAの女性大工奮闘記
初めてARISAが弊社に訪れたのは2007年11月14日のことでした。
その日の数日前に彼女が通っていた専門学校の方から電話を頂いていたのです。その電話の内容は・・・。『御社様に就職したいと言う者がいるのですが、いかがでしょうか?』
如何でしょうかと言われても・・・。 と言葉が詰まってしまったことを思い出します。
彼女が初めて弊社の扉を開けた時のブログを見返してみますと懐かしさすら感じます!それまでは弊社の現場スタッフに女性など考えたことも無かったのですから・・・。しかも、なんと女性でありながら大工職を目指したいと言うのですから!
結局私は彼女の熱意に賭けてみることに。早いものですあと一ヶ月もすれば彼女が弊社の家づくりスタッフとなり一年をむかえようとしています。
親元(愛知県)を離れ 静岡にて一人暮らし。慣れない現場仕事・・・男性との体力差などなど。数え上げたら彼女へのプレッシャー&ストレスはかなりのものであると思います。
脚立の上に立って作業するのも、地下足袋を履いて屋根に上るのも、鉋の薄削り大会に出場するもの、着工式の時にお施主様に花束を渡すのも、全てが初めてのことばかり!数え上げたらきりがありません。
時には・・・親方の雷(やる気がないなら家に帰れ~!)にビックリしてしまい現場を飛び出していなくなってしまったこともありました。
更には『社長・・・私、会社を辞めたいんです』と携帯メールを私に送ってきたこともありました。(正直言って私も今年一年 ARISA事件にふりまわされっぱなしであります。)
実は私自身も大学を卒業し東京にてあるゼネコンに就職したのでありますが、いつも現場主任に怒鳴られっぱなし!自分では一生懸命やっているのになぜ怒られてばかりなんだ・・・『もうこんな会社辞めてやる!』と主任の前で捨て台詞をはき捨て現場を飛び出したこともありました。
その当時の私と今のARISAが重なってしまうのです。
しかし不思議なものです。あれほど現場主任に怒鳴られっぱなしな私ではありましたが、静岡から東京に向かう機会がある度に〇〇主任に会いたい!と思うのですから・・・。
私の人生の中でもっとも私の事を真剣に考え鍛えてくれたのは〇〇主任だと感謝の気持ちで一杯なのであります。
ARISAが(株)寺田工務店の家づくりスタッフとして加わり一年をむかえようとしていますが、益々親方からの小言は炸裂するばかり!
でもそれでいいんです!親方の富山はARISA以上に悩み、自分の仕事の手を休めてまでもARISAを社会人として大工として育てあげているのです
当の本人(ARISA)には・・・今は その親方の気持ちが分からないことかと思いますが【石の上にも三年!】この世界を選んだからには辛抱して乗り越えてほしいと思っています。
誰も助けてくれません!
『自分が選んだ道は自分の足で歩いて行かなければ』頑張れARISA!
この記事へのコメント
nyan様へ おはようございます。
お久ぶりです! コメント&励ましのお言葉頂きまして 有難うございます。
ARISAが入社したことによって弊社の家づくりスタッフも新しい何かを見つけようとしているのではないかと感じています。
家づくりは知識や技術だけでなく、人と人とが互いに気持を通い合わせて造りあげて行くことが大切なことなんだと思っています。
ARISAも親方も互いに悩みながら・・・もちろん私も。家づくりにとって一番大切なものを磨いて行きたいと思っています。
こんにちはnyanです。
ARISAさんの話題が出ていたので投稿しました。
何の問題もなく活躍されていたと思っていたのですが、やはりまだ1年生。この1年間いろいろあったようですね。
それでも、社長さんや親方さんの厳しいけど温かい指導のもと大きく成長していくことでしょう。
今後ますますの活躍を期待しています!