静岡の注文住宅・リフォーム(株)寺田工務店のブログ『笑顔が浮かぶ家造り』

『今こそ耐震補強を！』　【木造住宅耐震補強工事】

駿河区にありますＴＡ様のお宅（昭和５６年以前の木造住宅）を今回耐震補強工事をさせて頂くことになりました。

静岡県（県民部）建築安全推進室からの指導方針に従い、耐震補強設計や補強工事を行った場合は助成金を受けることが出来ます。（詳しくはこちらを参照して下さい）

ＴＡ邸の耐震補強内容は簡単にご説明させて頂くと、【壁の補強】と【屋根の軽量化】です。

【壁の補強】とは、壁に筋かいを入れたり構造合板を張ることによりよって地震時の揺れに対して抵抗する力を増すことにあります。この時、耐震上有効な壁のバランス（配置）に気を配らなければなりません。

【屋根の軽量化】とは、陶器瓦などによって葺かれた重い屋根の重量を軽い屋根材（例えば金属製の屋根材等）に葺き替えることによって耐震性が向上することにあります。

この二つの補強方法によって既設建物の耐震強度（総合評点）０．２４が、改修後には（総合評点が【１・０５】となり一応倒壊しない建物へと補強されることとなります。

最近起きた大きな地震によって各地で倒壊してしまった建物の映像を目にすることがありますが、やはり基本的に耐震上有効に働く壁量が不足している上に屋根の重量が重いことが倒壊の大きな要因となっていると感じます。

皆様も我が家の耐震性を見直してみてはいかがですか？静岡地域にお住まいの方々は【耐震ナビ】をご覧になられると地震や建物の補強方法など多くの情報に触れることが出来ると思います。