基礎外周部の冷え込み対策にはこれ! (静岡市駿河区 A邸)
基礎内部の断熱処理 (静岡市駿河区 A邸)
静岡市駿河区にありますA邸現場の土台(大引きも含む)敷き込み状況及び基礎内の外周部断熱処理の状況であります。御施主様に建物をお引き渡ししてからでは、なかなか見ることが出来ない基礎内部の状況であります。『皆様は、ご自宅の基礎内部がどのような状況なのか見たことがありますか?どのような環境なのか考えたことがありますか?』お部屋のインテリアや住設機器のことなどは、あれにしようか・これにしようかと頭を悩ませるのもマイホーム作りの楽しさの一つではありますが、基礎内部のように建物が完成してからでは直すことが出来ない部分だからこそ、先ず第一に考えておかなければならないのではないでしょうか。
基礎内の環境を整えることで、『真冬時における床板等の冷え込み』も軽減出来ますし、基礎内に効率よく空気を循環させることで、木材が腐りを生じることも極めて少なく、構造体としての強度も半永久的に保つことが出来るのです。いつまでも快適な暮らしを実感して頂く為に!只今進行中の基礎内の施工精度UPに精進して行きたいと思っています。
弊社の木工事担当の海野が、かけやを思いっきり振り下ろし檜土台をおさめていきます。同じく弊社の現場責任者であります富山が丁寧に基礎ボルトと檜土台を締め付け行きます。彼らのきびきびとした作業手順を見ていると『・・・本当にこの二人は現場の仕事が好きなんだな~!』と感じてしまいます。(先日この二人に、もっと力学的に木構造を理解してもらう為に耐震ソフトの講習に参加させたのですが、その時よりも断然瞳が輝いているのです!!)『木』と『木』を組み合わせ家を造り上げて行く喜びをきっと誰よりも感じているのはこの二人なんだと改めて感じてしまいました。
120×120mmの檜土台の据付が完了し、大引きも取り付け完了!この段階で土台と大引きの防虫処理を行ないます。木肌のきれいな檜土台が少しずつ赤く染まっていきます。土台と大引きの間隔は910mm×910mmのグリッドで構成されていてなかなかの見応えがありますよ!
翌日、基礎内の外周部(基礎立上り部+外周通り)に成形された断熱材を施工して行きます。こうすることによって真冬時などの冷え込みがかなり軽減されるのです。この様な工法を基礎断熱工法と呼んでいます。
成形された断熱材を掻き込んだ鋼製束の足元などはカートリッジ式の発泡ポリウレタンで丁寧に補修していきます。基礎の立上り面に貼った断熱材と床面に貼り込んだ断熱材の取り合い部分も発泡ポリウレタンにて隙間無く埋め込んでいきます。
以前にもご報告させて頂きましたが、土台を締め付けているボルトも当然金属なので、真冬時などは冷たさが床板に伝わってしまい計画的な暖房が出来ず、省エネ効果の高い建物にはなりません。したがってこのボルト周りも丁寧に発泡ポリウレタンにて断熱処理を施して行きます。『これで基礎内の断熱処理も完了』あとは厚張りの構造合板を貼り込んで行けばいよいよ建前作業の開始となります今週末の天気が心配ですが、『私は意外と晴れ男!きっと建前日和が続いてくれることでしょう!』