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気密を高めて省エネ住宅を目指せ! (土台パッキンの役割)

檜土台敷込 (静岡市駿河区 A邸)

土台パッキンにて気密を高め、省エネ住宅を目指そう!

基礎コンクリート打設後、適切な養生期間が設けられた耐圧盤基礎の中に、(3月31日)土台材が搬入されました。時折流れて来る春風に、心地よい檜の香りを感じることが出来ます。『さぁっ!待ちに待った大工工事の始まりです!!』

檜土台のサイズは120mm×120mmの骨太サイズであります。建物の重量を全てこの土台がしっかりと受け止めなければならないのですから、腐りにくく・強度的にも優れている骨太の檜土台がベストなのであります。

土台・大引 搬入 (静岡市駿河区 A邸) 檜土台搬入立会い検査 (静岡市駿河区 A邸)

この檜土台を基礎の天端(てんば)に据え付けていくのですが、ここでの注意点は基礎と土台の設置面に生じる小さな隙間も極力抑えることが出来る様に前以てスポンジ状の土台気密パッキンを敷き込んで施工して行きます。これは部屋の中だけでなく、基礎内部にあっても気密性を高め適切な環境を保つためであります。

土台パッキン (静岡市駿河区 A邸) 土台パッキン施工状況 (静岡市駿河区 A邸)

今までずっと日本の木造住宅の基礎には、基礎内部の湿気等を防ぐために『風窓』と言った換気口を設けて来ました。しかし真冬などは、この風窓から入り込んだ冷たい空気によって床板は冷やされてしまい足元がとっても冷たい思いをして来ました。特にご高齢の方々にはこの床板からの冷え込みが身体の調子を崩していた一因にもなりかねませんでした。

ジメジメとした梅雨時などは、換気のために設けた風窓から湿気をも取り込んでしまい、グラスウール状の断熱材などはその湿気を含み、木材が腐りやすい状態にさらされていたのです。そんなことが起こらないようにA邸現場では、基礎内部にあってもお部屋と同じような環境の空気を送り込み計画的に空気を循環させることが出来るような工法(基礎断熱工法+24時間換気システム)を取り入れています。

土台パッキン材確認 (静岡市駿河区 A邸) 基礎外周部分 土台パッキン施工状況 (静岡市駿河区 A邸)

それには充分な気密性能が必要になります!土台と基礎との設置面に生じる小さな隙間も極力抑えたいのです!『夏涼しく!冬暖かい!』これは当たり前のことかもしれませんが、『いい家』を造り上げるために最低限守らなければならない事なのです。土台敷き込み作業の大工さん(富山・海野・有賀)たちもその大切さを充分に分かっているからこそ、精度良い作業を常に心掛けているのです。

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2007年04月02日 11:32 | トラックバック (0)