基礎完了検査 (静岡市駿河区 A邸)
耐圧盤基礎完了検査 ボルトチェックも忘れずに!
静岡市駿河区 A邸現場です。(3月29日 PM1:00)耐圧盤基礎の出来型検査をしています。基礎の検査で大切なのはコンクリート打設前の鉄筋配筋検査とコンクリート出来型の形状(寸法等々)及びコンクリート自体の強度などなどチェックしなければならない項目は沢山あります。
高耐震に優れた建物を施工する上でこの基礎の精度はとても重要なんです!先日の『能登半島地震』のような大きな揺れを発生させる大地震は、此処東海地域にも予想されていることは皆様もよくご存知かと思います。そんな事態に遭遇してしまっても、倒壊することなく、御施主様の命を守ることの出来る家造りに精進しなくてはなりません。それには先ず第一に丈夫な基礎の施工が最低条件となるのです。
A邸現場で使用します土台(檜)サイズは120mm角であります。その土台をしっかりと支えなければならないので当然基礎幅は150mmとなります。もちろん各ボルトも一本ごとにチェックをして行きます。ボルトの種類は、土台を締め付けるためのボルトとホールダウン金物をしっかりと締め付けるための太い(16M)ボルト等です。
ホールダウン金物の必要性とは、その建物の耐震壁の強度が高くなればなるほど地震時に受ける水平力によって土台から柱を引き抜いてしまうような大きな力が作用するのです。その為に、構造上主要な部分(柱と土台及び梁と柱の接合部分等)が破壊することの無いように引き寄せる役割を果たすためのものなのです。このホールダウン金物を受けるアンカーボルトと柱面の位置関係は非常に精度を要求されます。なぜなら筋違(すじかい)との取り合いやその他の耐震金物とたいへん隣接している為、各金物が精度良く施工出来るか否かは、すでにこの段階で決まってしまうのです。『各アンカーボルトチェックもOK!』明後日には、120mm角の檜土台が搬入されて来ます!『さぁっ!いよいよ大工工事のスタートです。』頑張らなくては!!