2007年03月
絵画そして郷土玩具 (静岡市駿河区 K様)
絵画そして郷土玩具 御施主様の趣味拝見
(昨年の10月のことでした・・・。)静岡市駿河区のK様から『我家の耐震診断をお願いしたいのですが・・・。』とお電話を頂きました。早速、既設建物の現地調査を行い、木造住宅の耐震診断を実施いたしました。そしてその耐震診断結果に基づき、耐震補強工事及び耐震に伴う改修(リフレッシュ)工事をお請けすることになったのです。今年1月中旬にスタートしたK様邸の耐震補強・改修工事も約1.5ヶ月の月日を掛けてようやく完成!皆様にもK様邸の『屋根改修工事』や『外壁改修工事』そして内部の『リフレッシュ工事』など、何度かに分けて各工事状況をご報告させて頂きましたことは記憶に新しいことと思います。
工事が進むに連れてお施主様とのコミュニケーションも円滑となり、工事以外の事についてもK様から多くのお話をお聞きする機会も増えていきました。ある日のことです、K様(ご主人様)から一枚の招待状(葉書)を頂きました。その葉書には『第20回・アーティチョーク展』と書かれた絵画展の招待状なのです。私は『是非!拝見させて頂きたいです!』と展覧会当日が待ち遠しかったことを思い出します。(正直言って絵に対しての知識などまったく無い私ですが、『絵を描くことで自分を表現出来る人って素敵だな~!』と前々から憧れていたのです。)
この絵画展は、静岡市役所・静岡庁舎本館1階のギャラリーにて(2月27日~3月4日)開催されましたものです。油彩・水彩そしてアクリルと多くの作品が展示されていました。素人の私は、K様及び皆様の感性によって美しく描き出された作品一品一品に深い感激を覚えたことを思い出します。一つ一つの工事を通じて、各御施主様のご趣味等に触れられることが私にとって最高の楽しみとなっています。『絵を描くことで自由に自分を表現出来るって素晴らしいな~!』
そしてもう一つ私がビックリしたのは、K様が集められた全国各地の郷土玩具なのであります。内部のリフレッシュ工事も完了して約1ヶ月が過ぎました。新しく生まれ変わったお部屋の中で数々の郷土玩具はどのように飾られているのか?大変興味があったので先日ちょこっとお邪魔して来ました!
『ご覧下さい!この数この種類半端じゃありません』紙や粘土を使った素朴な味わいが実にいいんです!』各郷土玩具からは、優しさが溢れ出ています。全国各地から集められた作品の数々は、リフレッシュ工事で生まれ変わった壁面を埋め尽くしていました。こんなにもお部屋がいきいきと活用されているのを拝見させて頂きますと、私、胸が熱くなってしまいます!『御施主様との出会いが私の財産なんです!宝物なんです!』
基礎完了検査 (静岡市駿河区 A邸)
耐圧盤基礎完了検査 ボルトチェックも忘れずに!
静岡市駿河区 A邸現場です。(3月29日 PM1:00)耐圧盤基礎の出来型検査をしています。基礎の検査で大切なのはコンクリート打設前の鉄筋配筋検査とコンクリート出来型の形状(寸法等々)及びコンクリート自体の強度などなどチェックしなければならない項目は沢山あります。
高耐震に優れた建物を施工する上でこの基礎の精度はとても重要なんです!先日の『能登半島地震』のような大きな揺れを発生させる大地震は、此処東海地域にも予想されていることは皆様もよくご存知かと思います。そんな事態に遭遇してしまっても、倒壊することなく、御施主様の命を守ることの出来る家造りに精進しなくてはなりません。それには先ず第一に丈夫な基礎の施工が最低条件となるのです。
A邸現場で使用します土台(檜)サイズは120mm角であります。その土台をしっかりと支えなければならないので当然基礎幅は150mmとなります。もちろん各ボルトも一本ごとにチェックをして行きます。ボルトの種類は、土台を締め付けるためのボルトとホールダウン金物をしっかりと締め付けるための太い(16M)ボルト等です。
ホールダウン金物の必要性とは、その建物の耐震壁の強度が高くなればなるほど地震時に受ける水平力によって土台から柱を引き抜いてしまうような大きな力が作用するのです。その為に、構造上主要な部分(柱と土台及び梁と柱の接合部分等)が破壊することの無いように引き寄せる役割を果たすためのものなのです。このホールダウン金物を受けるアンカーボルトと柱面の位置関係は非常に精度を要求されます。なぜなら筋違(すじかい)との取り合いやその他の耐震金物とたいへん隣接している為、各金物が精度良く施工出来るか否かは、すでにこの段階で決まってしまうのです。『各アンカーボルトチェックもOK!』明後日には、120mm角の檜土台が搬入されて来ます!『さぁっ!いよいよ大工工事のスタートです。』頑張らなくては!!
地球環境祭にむけて! 『住まいで減らそうCO2』
地球環境祭in中部概要説明 中部SW合同総会
3月26日名古屋にて『中部SW合同総会』が行なわれました。スーパーウォール工法を推進する中部地区の工務店の方々が一斉に集合し各地区SW会の活動報告等々中身の濃い情報交換が行なわれました。
その他にも『スーパーウォール工法を更にレベルUPさせる為に!』注意しなければならない施工上の注意点などを他社メーカーのクレーム情報を通して見直して行こうというものなどなど、改めて施工精度の大切さを再認識させられました
さらに今回の合同総会の主な内容といたしまして『地球環境祭』にむけての概要説明が行なわれました。『住まいで減らそうC02』を合言葉に一致団結して地球環境問題に取り組んで行こう!というものです。
住を職とする立場にあって、地球環境問題に積極的に取り組んで行くには、省エネ性能が高い家の推進に力を入れて行かなければなりません!開催日は2007年6月10日です!皆様もこの地球環境際に是非参加してみませんか!先ずは自分の出来ることから初めて行きましょう
夢をカタチに! 住宅模型制作打合せ (静岡市駿河区 A邸)
図面に描いた夢を模型を使ってカタチにしましょう!
『図面だけではどうしても我家のイメージがつかめなかった!』きっと新築されたご経験のあるお客様の中にはこのようなご不満を感じた方々も多いのではないでしょうか?(株)寺田工務店ではお施主様に建物の外部に関しても内部に関しても図面だけでは分かり辛かったイメージを明確にお伝え出来る様に住宅模型の作成をご提案させて頂いています。この日(3月23日)設計担当の寺田康典とトステム営業の鈴村氏とが綿密にA邸の住宅模型の打合せを行なっていました。
4月28日29日はA邸現場におきまして構造見学会を開催いたします。その時にはもちろん高耐震な骨組みをご覧頂くことが最大の目的なのですが、『完成したらこんな感じの建物になるんだ~!』と分かって頂けるように、A邸の住宅模型を完成させて皆様にご覧いただけるようにしたいと思っています。設計の寺田康典と鈴村氏が内部のカラーイメージ等について詳しく打合せを行なっています。住宅模型!完成がとても楽しみです!『木造3階建て・ホームエレベーター付き住宅』いったいどんな仕上がりになるのでしょうか!?
『この世で一番美しいのは だあれ?』 新学期を迎える前に!
既設トイレの改修工事 新学期を迎える前に!
ある女学院の母の会の皆様から、既設トイレの改修工事をお請けいたしました。ご依頼内容は、トイレ入口部分の洗面スペースをリフレッシュさせたい!こんなご要望でありました。工事内容といたしまして、壁の塗り替え、腰壁タイルのリフレッシュ、それに古くなった鏡の取替等々です。新学期を迎える前の春休みの一定期間を使用して1階から4階まで洗面部分のリフレッシュ工事を行なわなくてはなりません。この日も福地タイルの職人さん二名が黙々と新しい白いタイルを貼り上げていきます。『新学期を迎える前にピカピカのトイレにリフレッシュしなくては!』そんな彼らの思いが伝わって来るのがよく分かります。
既設壁面には女生徒が考えたのでしょうか・・・・?こんな面白い事が書かれた一枚の紙を見つけたのでおもわず一枚『パチリッ!』きっと普段からこのトイレ・・・・綺麗に使用されていたのでしょう!そんな思いがこの魔法の鏡に通じたのでしょう!その魔法の鏡の思いを更に母の会の皆様がくみとっていただいた事によって今回の洗面部の改修工事が生まれたのではないでしょうか!?新学期が始まる前のこの僅かな時間に行なわなくてはならない改修工事!『さぁっ!工期に間に合う様に張り切って行きましょう!』
木造軸組&パネル打合せ (静岡市駿河区 A邸)
高耐震・高断熱の住宅を目指せ!(軸組打合せ)
静岡市駿河区 A邸の木造軸組と高性能パネルの取り合い打合せを行なっています。打合せメンバーはA邸現場の設計者(寺田康典)と木工事担当の海野友徳そして(株)ミツワから営業の山下氏・設計の西ヶ谷さん更にトステムの水野氏の計5名であります。A邸は屋根形状をフル活用した木造3階建木造住宅なんです。当然屋根パネルには強度的にも断熱性的にも優れた材料が要求されます。使用します高性能屋根パネルは『ダントツルーフパネル』なんです!大変断熱性が良いので小屋形状を利用した空間には是非とも使って頂きたいパネルなんです。
(株)ミツワの西ヶ谷さんは、木造の軸組工法を知り尽くしたスーパーウーマン!今回の打合せメンバーの中でも飛び切り光っていました!この世界(建築関連)にも優秀な女性が大活躍の昨今であります。高性能パネルの施工管理を行なってくれるトステムの水野氏と共に『いい家造り』も目指す優秀なサポートメンバーであります。この打合せ事項がまとまれば現場はイッキにあわただしくなって来ます!先日完成した基礎に土台(檜・120角)の据付作業を始めとして、いよいよ建て方作業がスタートします。4月28日・29日には構造見学会も予定しております!(株)寺田工務店がサポート業者と一丸となって造り上げた『いい家造り』(構造体)を是非御体感して頂ければと思っております。
第一歩は真実を知ること! 『不都合な真実』
どんな家造りをしなければならないか (不都合な真実を読んで)
地球温暖化の影響によって全世界に異常現象が起こっています。このままでは地球が危ない!そんなニュース等をご覧になられた方々も大勢いらっしゃることかと思います。しかし地球規模の事となると『私一人がどんなに頑張ったって・・・・。』そう思っていらっしゃる方々が多いのではないでしょうか?世界の人々がこの問題に消極的なのは地球温暖化の影響によってすでに取り返しのつかない状態に進行している事実を真に知らないからなんだと思います。先ずは事実を知ることが大切!近いうちに静岡地域でも上映予定の『不都合な真実』等は、一人ひとりがもっと真剣に地球環境問題に取り組まなければ!という気持ちにさせてくれる映画なのかもしれません。(・・・映画上映まで待てない私は、先日この本を購入しその中身に驚き!『先ずは自分の出来ることは!?どんな家造りに取り組んで行かなければならないのか!?』そんなことを真剣に考えるようになりました。
地球温暖化を少しでもくい止めるためには、どうしたら良いのか?家造りを職とする立場にあってどのような家を造って行くべきなのか!?先ずは自分にも出来ることから始めたいと思っています。それはエネルギーを効率よく生かすことの出来る省エネ住宅の促進であります。『夏涼しく・冬暖かい』だれもが理想とする家造りですが、エネルギーを無駄遣いしていたのでは、何も意味がありません。少ないエネルギーを最大限に生かすことの出来る家造り!『スーパーウォール工法の家造り』を推進して行こうと思っています。
一番下の写真は私が一番好きな富士山のある風景です!静岡の皆様ならばよくご存知の日本平からの駿河湾の眺めであります。これからもこの美しい風景をずっと眺めていたいから先ずは自分に出来ることから実行していきたいと思っています。
まもなく3周年を迎えます 洋菓子処シューマン (店舗設計施工偏)
まもなく3周年! シューマン (店舗工事もお任せ下さい!)
3月24日でシューマンさんも新店舗3周年を迎えます!上品な味の評判はたちどころに広がりお店の中は連日多くのお客様でとっても賑わっています。今年になってから新たに導入したオレンジ色のオーブンもお店の顔としてお客様方にとっても親しまれています。お店のオーナーでもあり洋菓子職人でもある園田さんは、と~ても研究熱心な方!どこまでもどこまでも美味しさを追求していらっしゃる方なんです。その園田さんから新店舗の新築計画のお話を頂いた時には、私もとっても嬉しくて多くのお客様から愛されるお店を設計しようと数々の資料集めに一生懸命になっていました。県内の有名洋菓子店も何件も回りお店のイメージ作りに一生懸命に取り組んでいたことを思い出します。(あの頃は毎日各店のケーキを食べていたような・・・。)
建物の設計施工はもちろん、ハーブ類を中心とした植栽工事や外構工事も全て請け負わせていただきました。その他にも、お店の商品(チョコレート菓子類)のチラシまでもお手伝いさせていただいたりと楽しい思い出が一杯です。
『手描きの仕事なら私に任せて』と一番張り切っていたのは寺田真由美です。パソコンを駆使して作り出す建築パースではなく手描きの優しさがお客様に愛されるお店のイメージに繋がっていったのかもしれません。
店内は太陽の光を一杯取り込める様に明るく!そして『木』の素朴さを出しながらも洗練されたイメージに仕上げたい!といったところがオーナーからのご要望でした。私が思うのにそのイメージはまさに園田さんご本人の人柄そのもの!朗らかで優しさ一杯のパティシエ園田さんが腕を思いっきり振るうことの出来るそんなケーキ屋さんを作らなければ!と私自身もとても楽しく設計させて頂いたことが一番の思い出となっております。
上の写真にありますように、植栽の資料集や外観の手描きパースなどなど、一軒のケーキ屋さんを造り上げて行くうえでの重要な資料の一部です。あれからもう3年!洋菓子処シューマンは益々人気の高いケーキ店として発展しています!私もそのパワーに負けない様に『いい家造り』に精進して行かなければ!
斎砂(いみずな)にてお清めをしていただくために (京都 上賀茂神社)
新築される御施主様に斎砂をお渡ししたくて (上賀茂神社にて)
JR東海のTVCMをご覧になった方々はきっと桜色に染まった京都を旅してみたくなってしまったことでしょう!『しかし、困ったぞ 私はもう春のない国には住めなくなりそうだ・・・。』(こんな言葉をCMの中で呟かれたら誰だって京都に行きたくなってしまいますよね!)
桜咲く上賀茂神社に憧れてしまいますよね!・・・・私が今回訪れた時(3月10日)には桜の蕾はまだまだ固くCMのようなシーンはとても望めませんでしたが、もう一つ自分の目で確かめたかったものが有ったんです!それがこれです!(上段の写真)白く輝く円錐型の砂山が二つ!いったいこれは何なんでしょう?そしてどんな意味があるのでしょうか?
近くにあった立て札に書かれていた文書を読んでみると・・・・。この盛られた砂は『立砂(たてすな)』と呼ばれているようです。(以降立て札より抜粋させて頂きます。)『たつ』とは神様の御出現に由来した言葉である。その昔祭神が最初に降臨になったのは神社の後ろにある円錐型の美しい形をした神山(こうやま)である。立砂はこの神山にちなんだもので一種のヒモロギ〔神様が降りられる憑代(よりしろ)である。鬼門・裏鬼門にお砂をまき清めるのはこの立砂の信仰が起源である。つまりお清めのお砂の始まりである。
『・・・・・なるほど~!清めのお砂の本家本元っと言ったところでしょうか!?』ならば只今新築中のA様にお渡しして、お引渡しの時にはこの斎砂(いみ砂)にてお清めをして頂きたい!そんな気持ちから小分けされた斎砂を購入して来ました。建物が完成するまでがお客様とのお付き合いではありません、お引渡しが滞りなく行なわれ、その時点からが本当の御施主様とのお付き合いの始まりと思っております。いつまでも末永くご家族が健康で幸せな家庭を築いていただくために・・・そんな気持ちをこの『斎砂』に籠めてお客様にお渡ししたと思っています。
地震に強い家造りを目指して! (A邸・耐圧盤基礎の施工状況)
地震に強い家造りは基礎が大切! (耐圧盤基礎の施工管理)
4月28日・29日の構造見学会の開催現場となりますA邸の耐圧盤基礎の施工状況をお伝えさせて頂きます。先日の地盤改良工事の次の作業は、構造の要ともなる重要な部分の基礎工事です!もちろん耐圧盤形式の丈夫な基礎ですが当社のこだわりとして、地震などの外力を受けても粘り強く持ち堪えてくれる様に鉄筋配筋はダブル配筋を採用しています。コンクリート打設前の配筋検査は、とても重要な検査となります。決して職人任せや公の検査機関に任せっ切りには出来ません!建物の設計者(寺田康典)及び施工責任者の私(寺田雄一)が自分の目で検査します。(以外と多いんですよ、建物の受注確保に追いまくられて現場の施工を疎かににしている代表者の方々って!それが現在の建築産業の姿かもしれませんが、しかしそんなことがあっては絶対に地震に強い家造りは果たせません!必ず自分の目で確かめるこれが我が社の鉄則です。
上部の施工写真は縦・横200ピッチのダブル配筋された耐圧盤の配筋要領です。定められたコンクリートの厚みの中に精度良く配筋されていることが重要なポイントです。どんなにぶ厚くコンクリートを打設したところで鉄筋が適切に配筋されていなければまったく意味が無いのです。
基礎作業の達人と言ったらこの人!青木工業の青木治さんです!土工事・コンクリート工事・鉄筋工事・左官工事などのすべての知識と技術が必要となる基礎工事を安心して依頼することが出来る頼れるサポート業者なのです!青木さんの眼光鋭い視線が場内の隅々まで行き渡り基礎作業は慎重かつスピーディーに行なわれて行きます。現場の進行状況がスムーズだからこそ生まれる職人さんの笑顔!これもすべて基礎工事の親方!青木治さんのお蔭であります。
ホームエレベーターのピット(床盤)の鉄筋配筋などはご覧の通り通常の床盤よりも更に太い鉄筋が縦横に正確に組まれていきます。コンクリート打設前の各箇所の配筋検査もすべてOK!いよいよ耐圧盤コンクリートの打設作業となります!ポンプ車のオペさん・コンクリートを均す左官さん・コンクリートが密実に施工出来るようバイブレーターをかける土工さん,そして全ての基礎工事の施工を管理する青木さん!みんな準備OKのようです!『それでは只今から耐圧盤コンクリートの打設作業に掛かります!』 と青木さんの号令にてコンクリート打設作業の開始となりました。
私(寺田雄一)も配筋検査に引き続きコンクリートの打設状況をチェックして行きます。生コンの搬送時間及び配合の確認・埋設配管等の確認等々を一項目ずつチェックして行きます。各生コン車のリレーも非常にスムーズに進み、終始一貫して密実なコンクリートの打設作業の施工が出来ました。私といたしましても非常に満足の行くA邸基礎工事の作業でありました。
翌日(3月14日)AM6:30分からの墨出し作業です!この時期まだ朝一番の冷え込みは少々辛いものが有りますが、弱音を吐いていてはいられません!設計者の(寺田康典)そして現場責任者の私(寺田雄一)及び木工事担当の富山・海野が昨日打設したばかりのコンクリート上に一本一本丁寧に内部基礎立上りの墨出しをしていきます。現場一面が漸く朝陽で輝き出した頃には、墨出し作業も完了!それを待っていたかのように基礎工事の職人さん達が各箇所に型枠材を配っていきます。天気の良い日が続けば今週末には基礎立上り部分のコンクリート打設作業となります!基礎が完了すればいよいよ木工事(建て方作業)の開始となります。建前作業は、きっと桜が満開の頃となることでしょう!『いい家造り』目指して頑張って行きます4月28日・29日の構造見学会是非ご来場して頂き地震に強い構造体を御体感して頂きたいと思っています。
格子戸越しの粋な計らい
格子戸越しの情景 (京の町屋の建築美)
家族旅行なんていったい何年ぶりのことだろう?『思い出しました!かれこれ10年近く前にたった一度だけ二泊三日で信州に!』(あの頃・・・小学生だった娘たちはメゾネット形式のペンションに大喜びでありました。)時の経つのは早いものです、今春から次女も大学生!
新学期が始まってしまう前のこの期間を利用して、家族4人で京都へ行って来ました。(なんと下の娘は、18歳にもなって一度も京都に行ったことが無かったので、目的地は迷わず京都に決まりました。)見学コースは皆様もよ~く御存知の修学旅行コースであります(歴史オンチな私もこの際もう一度日本史の勉強をしなくては!所詮一夜漬けではありますが)
さて今回の旅行にて私がとても印象的だったのは、京の町屋の格子戸越しに魅せてくれたある情景であります。ほんのりとした灯りの中に春の花が生けられているのです。縦・横の規則正しい格子の間隔(スリット)の中に見える菜の花がとても美しく感じたのです。煌びやかな装飾がされている訳でも無く、使用されている建築材料が飛び切り上等でもないのです。格子戸といった日本の建具の美しさを巧みに引き出し、さり気なくお客様をもてなす『粋な計らい』に京の町屋に住まう人々の繊細さと優しさを感じ取ることが出来ました。
こんなにもさり気なく日本建築の美しさを演出してしまうなんて、京の町屋は魅力溢れる町なんだと再認識させられると同時に、更にはこの美しさをもっともっと現代の住宅にも生かしていきたいと思っています。今回の京都旅行がはじめての下の娘も、『日本建築の美しさ』を彼女なりに感じ取ったようでありました。
建築基準法(耐震1)と耐震等級3の違い
窓が光を!風を!デザインする
外観のデザインとインテリアをトータルコーディネート・窓を考える
3月4日(日曜日)御施主様(A様ご夫妻)の休日のひと時を2時間程頂き、サッシ(開口部)のお打合せをさせて頂きました。窓は『外観のデザインとインテリアをトータルコーディネート』する重要なポイントとなります。御施主様がどのようなお部屋(空間提案)をお望みなのか?そのお部屋に『光を!風を!』どの様にデザインして行くのか?『窓』を考えることは『いい家造り』にとってたいへん重要なことだと思います。
午後4時にスタートした今回のお打合せもあっという間に2時間が過ぎてしまいました。今回のお打合せでは、サッシの基本的な大きさ及び高さ等の最終確認をさせて頂きました。次回のお打合せにてそれぞれの『窓の表情』について検討して行きます。『窓を考える』ことは暮らしを考える事!御施主様と共に『いい家』を造り上げて行くこの時間をこれからも大切にして行こうと思っています。