もっと見直してみませんか? 障子の魅力
障子は現代の暮らしに映えるインテリア
日本の建具には素晴らしいものが沢山ありますね!その一つが『障子』ではないかと思います。遠く平安時代から日本人の暮らしに溶け込んできた『障子』この障子の魅力をもっと見直して現代のインテリアにも広く生かして行こうと思っています。
半透明な和紙を貼った障子は直射日光を適度に遮り、見た目には日当たりの感じを残しながらも日光を遮るという優れた特性があります。障子に差し込んだ光は各方面へ拡散し部屋全体を均一に明るくしてくれます。またもう一つの優れた特性としては、『省エネに役立つ!』ということです。障子は日射を遮蔽し吸収するのでガラス窓に比べ流入熱を約2分の1程度に減少します。冷房時には日射による負担がかなりの部分を占めているので、省エネ効果が期待できます。暖房時には、夜間の放射冷却を押さえる効果もあるのです。CO2削減が騒がれているこの現代において、障子を見直してみる価値は『大』ではないかと思います。
素材的にも障子は『紙と木』から出来ています。自然素材に包まれていると言うことは心身共に癒されるものですね!また木の桟(さん)と白い紙の織りなすテクスチャーに加えて幾何学的な美しさが室内のイメージをきりっと引き締めてくれます。その他にも障子には優れた特性・機能が沢山あるかと思います。和室はもちろんですが、洋室やリビングにも積極的に活用して行きたいと思っています。
2007年02月19日 07:11
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