木造住宅の『骨・・・?』を考える 材木(材種)打合せ
木造住宅の骨組みとなる『木』についての打合せ
既に新築されたお客様は自分の家がどんな『木』(材種)で出来ているのかご存知ですか?或いはこれから家を建てられるご計画の方々は、骨組みとなる『木』について考えたことがありますか?木造住宅(在来軸組工法)にとって骨組みとなる材種決定は重大な問題です(株)寺田工務店ではその材種について各現場ごとに打合せを繰り返し検討しています。
一概に『材木は無垢でなくては駄目だ!』とか、『集成材は無垢材の1.5倍もの強度があるから安心だ!』など考え方はそれぞれですが、大切なのはその木材をどの部分の構造材料としていかに使うのかが大切なことなのです!『適材適所!』その材料(木)を生かして使ってあげることが一番なのであります。もちろんコストも抑えなければなりません!今回の材種打合せも大討論となり長時間の打合せとなってしまいました。
設計者(寺田康典)としての『木』に対する考え方、大工(富山雅弘)としての『木』に対する思い入れ、そして材木業者としての『木』に対する考え方、全ての考え方を統合し決定しなければなりません。改めてここでもう一度皆様にお伝えしたいことは、偏った情報だけで『木』を考えないで欲しいのです!ネット上にはお客様の気持ちを擽る(くすぐる)ような見せ掛けの良さばかりうたったものが意外と多いのです。
耐震面から、品質管理面から・健康面から・・・コスト面から『木』に対してじっくりと考えて行かなければなりません。『本物の家造り』のためにこれからも『木』と深く関わっていきたいと思っています。
この記事へのコメント
nori8さんへ おはようございます。
コメント頂きまして有難うございます。
木造住宅を造りあげるうえで『木』に対して真剣に取り組んで行かなければならないと考えています。
ものには必ず長所と短所があるのもですが、長所ばかりが一人歩きしてしまって『木』に対しても誤った解釈が非常に増えているのではないかと最近感じてしまいます。
(株)寺田工務店では『木』に対して必ずお客様に長所も短所もご説明させていただいた上で工事を進めて行きたいと思っています。
単純に<木>をひとくぐりで考えるわけにはいかないのですね。
おっしゃるとおり「適材適所」が大切だと思います。木も生きていますからね。