地盤改良工事 (表層改良工法)
地盤改良工事 (表層改良工法) 静岡市駿河区 A邸
A邸現場の地盤改良工事です。地盤調査の結果、現状地盤面より1mの深さまでの土が軟らかく、N値換算(2~3)でした。それ以深は非常に強い地耐力を発揮にてくれる地盤が存在しています。よって現状地盤面から1mの深さまでを地盤改良することに決定いたしました。このように改良する部分が比較的浅い場合には『表層改良工法』を採用することとなります。その他にも地盤改良工法には『鋼管杭回転圧入工法』や『湿式柱状改良工法』などがあります。建物をしっかりと支え得る強靭で硬い地盤の深さや支持地盤となり得る地耐力等によって工法は様々なのです。
この道(地盤改良工事)のベテラン!『大塚さんと増田さんです!』丈夫な地盤を造り上げるために精一杯頑張ってくれました。二人の意気の合った作業内容は見ていてとっても気持ちの良いものでした。硬化材の搬入数量の立合いや掘削深さの確認は必ず私(寺田雄一)が立ち会います。(検査会社や現場担当者に任せっ切りに出来ないのが私の性分です!)
既設地盤面から掘り下げること約1m・・・・バケットの掘削音(摩擦音)が変わって来ました!(軟弱な地層は深度1mまでで、それ以深は硬い砕石層となっているため、バケットの爪先が砕石と摩擦にて起こる音に変わったのです)この掘削深さから今回盛土の高さまでを2層に分けて『表層改良』していきます。先ずは既設地盤から掘削底(根切底)までを硬化材を攪拌(かくはん)しながら締め固めていきます。
現状地盤面までの表層改良が完了したところで、盛土の搬入となります。大きな10tダンプで丸子産の良質山土を13台分搬入しました。今回のA現場の前面道路は比較的広く、10tダンプの使用が可能なので作業は比較的スムーズに進みました。搬入された山土をユンボによって盛土高さまで平滑に均して行きます。
搬入された山土によって盛土高さまで場内が敷き詰められたところで、更に『表層改良』の作業に取り掛かります。今回のA邸現場の基礎も地震等の外力に対して有効な耐圧盤基礎を採用しています。その為今回の地盤改良(表層改良)の仕上げも、耐圧盤の底面形状に成形されて全ての地盤改良工事の完了となります。これで建物をしっかりと支え得る『丈夫な地盤の完成です!』次回はこの丈夫な地盤の上に造り上げる耐圧盤基礎工法のご説明をさせて頂きます。
この記事へのコメント
nori8様へ おはようございます。
コメント頂きまして有難うございます。
駿河地区に建設された建物の中には、地盤調査および地盤改良をしっかりと施工しないで建てられてしまったものが意外と多いのです。(私の常識ではとても考えられないことですが、実態はかなり悲惨なものです。)
そこに住まわれている住民の方にすれば、怒りと悲しみで安心して生活できない苦痛からかなりのストレスを受けている方々もいらっしゃいます。
そんなことは絶対にあってはいけないことなのです!(株)寺田工務店では家を建てる前の『丈夫な地盤』の施工に最善の努力を惜しみません。
地盤改良の作業は素人が考える以上に大変だと感じました。
これだけ完璧に作業をしていただければお客様も安心でしょう。
<見えない部分にも手を抜かない>これって大切ですね。