軟弱地盤を柱状改良する I邸現場
軟弱地盤をしっかりと地盤改良(柱状改良)するには・・・・
ここは、静岡市駿河区丸子6丁目地内のI邸現場であります。地盤調査の結果地盤面下6メートル付近まで軟弱な地盤のため、今回は『柱状改良』(ソイルコラム工法)にて地盤改良することに決定いたしました。
現場前の道幅が狭く重機(杭打ち機械)の乗り入れにはとても困難でありましたが、なんとかクリアー!『さぁ~!真夏の暑さに負けないで杭打ち作業開始いたします!』
作業員は超ベテランの2名!息の合った小気味良い作業の流れに私も感心させられました。作業期間中(3日間)真夏日真っ只中!とにかく暑さとの戦いでした。
『柱状改良』という工法を簡単にご説明させていただきますと、土とセメントミルクを混ぜ合わせ電柱の2倍位の太さ(60センチ)の柱状体をつくっていくのです。大きく太い柱なので、現状地盤との摩擦抵抗によって建物をしっかりと支えるのであります。
今回は地盤調査の結果6メートルの深度までオーガーで(回転して地面を掘り下げていく機械)掘り下げ柱状改良いたしました。柱状改良の施工本数は40本!この杭(柱状体)の上に耐圧盤基礎が設計通りに施工されていくのであります。私自身も各施工段階を要チェック!とにかく自分の目で確かめないと気がすみません!掘削深度は重機内のメーターで確認することが出来ます。
地盤改良とは、その地盤の性質・地盤強度等によりそれぞれの施工方法があります。今回の柱状改良は丈夫な柱状体を造り上げるために土とセメントミルクの攪拌作業が命であります。いくら精密な構造計算が成されても、それを正確に精度良く施工することが、最も大切!その大切さが二人の作業員の表情にとってもよく表れているのを感じました。『いい家を造ろう!』と言う気持ちがこの時よりいっそう強くなっていくのを私自身再認識いたしました!