2006年08月
丈夫な骨組み (床下地組作業) O邸現場
床下地だって大切な家を支える重要な骨組なのです!
いよいよ木工事(大工工事)の開始です!基礎天端に土台据付のための墨出作業から始まります。この現場を担当する伊藤大工さんも張り切っています。(上段の写真より)
基礎工事が完成して充分な養生期間を設けた後に、いよいよ大工工事の開始となります。檜材の土台を所定の場所に間配って行きます。現場内に檜の香りが一瞬にして漂います。土台と大引とで構成された床下地組は910ミリ角のマス目で構成されていてとっても丈夫なんですよ!
床下地組(土台+大引きの据付作業)が完了したら防虫処理を施します。上空(隣のアパート・3階の外廊下より)から見下ろすと床下地組の状況がよくわかりますね!
防虫作業が完了した翌日、基礎外周部の断熱施工に取り掛かります。ブルーの色の成形された断熱材(スタイロホーム・厚み30mm)を外周部の平面及び立上り面に隙間なく貼り込んで行くのです。この作業により冬場などの外気の冷え込みを軽減することが出来るのです。従来の基礎内部への換気工法では冬場どうしても床板(フローリング)が冷たく感じてしまい不快感が否めませんよね!・・・・そんな不快感を取り除くために基礎内の断熱処理はとっても大切な作業なのです。
家が完成してからでは、なかなか見ることが出来ない床下の工事です。しかしこのなかなか普段見ることが出来ない部分の施工内容が、毎日の生活を快適なものにしてくれるのか?・・・・そうではないのか?ちょっとした分かれ目なのであります。『夏涼しくて!冬暖かい!』・・・・これは家の性能にとって当たり前のことなのかもしれませんが、施工内容によっては大きく差が出てしまうものなのです。(株)寺田工務店では、普段お客様がなかなか見ることが出来ないこんな床下にまでも『いい家造り』の精神を忘れずに精密な施工を心掛けて行きたいと思っています。
床のキズ・・・・気になりますよね!
小さなキズも真心籠めて補修します!
先日、弊社のサイトにこんなお問い合わせがありました。『本年3月にオープンした介護保険の小規模施設です。フローリングの生木に達する大きな傷ができ修理をお願いしたいのですが、近所の大工さんに断られてしまいました。インターネットで御社を知りご連絡させていただきました。お願いできますでしょうか。』・・・・こんなお問い合わせを頂きました。
翌日、私と富山(自称 弊社のキズ補修スペシャリスト!)はキズの具合を確認させていただきました。キズは家具等を移動した時に出来てしまった『引き摺りキズ』でありました。この様なキズは、キズの深さとしては浅いタイプのキズなのですが、キズ長さが1.5メートル程に達していて真新しいフローリングがとても痛々しく感ました。この施設を管理されている方のお気持ちを察し、その日のうちにキズ補修作業に取り掛かることに決めました。
引き摺り傷によって白くなってしまったフローリングの表面を軽く削り取り、その部分に調合した専用のペイント材にて色合わせを行なっていきます。次の工程は、キズによって出来てしまった微妙な窪みを透明なクリアー材を専用コテで平滑に流し込み押さえていきます。更にその部分を滑らかにするために液状の研磨剤等を使用して磨き込んで行きます。仕上げには半艶のクリアースプレーを吹きつけ磨き仕上げをします。
この施設を管理されている方にキズ補修の具合を確認して頂きましてキズ補修作業も無事完了!弊社(株)寺田工務店では、今回のようなお問い合わせにも全力で取り組んで行きたいと思っています。小さなキズ補修作業も真心籠めて施工させていただきます。
軟弱地盤を柱状改良する I邸現場
軟弱地盤をしっかりと地盤改良(柱状改良)するには・・・・
ここは、静岡市駿河区丸子6丁目地内のI邸現場であります。地盤調査の結果地盤面下6メートル付近まで軟弱な地盤のため、今回は『柱状改良』(ソイルコラム工法)にて地盤改良することに決定いたしました。
現場前の道幅が狭く重機(杭打ち機械)の乗り入れにはとても困難でありましたが、なんとかクリアー!『さぁ~!真夏の暑さに負けないで杭打ち作業開始いたします!』
作業員は超ベテランの2名!息の合った小気味良い作業の流れに私も感心させられました。作業期間中(3日間)真夏日真っ只中!とにかく暑さとの戦いでした。
『柱状改良』という工法を簡単にご説明させていただきますと、土とセメントミルクを混ぜ合わせ電柱の2倍位の太さ(60センチ)の柱状体をつくっていくのです。大きく太い柱なので、現状地盤との摩擦抵抗によって建物をしっかりと支えるのであります。
今回は地盤調査の結果6メートルの深度までオーガーで(回転して地面を掘り下げていく機械)掘り下げ柱状改良いたしました。柱状改良の施工本数は40本!この杭(柱状体)の上に耐圧盤基礎が設計通りに施工されていくのであります。私自身も各施工段階を要チェック!とにかく自分の目で確かめないと気がすみません!掘削深度は重機内のメーターで確認することが出来ます。
地盤改良とは、その地盤の性質・地盤強度等によりそれぞれの施工方法があります。今回の柱状改良は丈夫な柱状体を造り上げるために土とセメントミルクの攪拌作業が命であります。いくら精密な構造計算が成されても、それを正確に精度良く施工することが、最も大切!その大切さが二人の作業員の表情にとってもよく表れているのを感じました。『いい家を造ろう!』と言う気持ちがこの時よりいっそう強くなっていくのを私自身再認識いたしました!
海老名インターのメロンパンじゃないんです!
メロンパンじゃありません!断熱処理剤なんです!
土台(檜)をしっかりとボルトで固定したら、そのボルト(金属部分)回りを発泡断熱剤にて充填して行きます。発泡剤はみるみる膨れて、ちょうどメロンパンの様に膨れ上がります。
ご存知ように金属は熱を伝えやすい物質であるために、真冬など外気温がグッと下がって来ますと、基礎と土台を結合する為のボルトにまでもこの冷たさが伝わって行きます。その結果床板(フローリング等)が冷やされて、足元が冷たく感じてしまうのです。そんな不快感を極力軽減するために、こんな小さなボルト穴も発泡断熱剤にて施工しています。
『夏涼しく!冬暖かい!』これは省エネ住宅に求められるもっとも基本的なことです。この当たり前の性能を向上させるために(株)寺田工務店では数多いボルト穴一つひとつをも丁寧に心を籠めて埋めて(断熱処理)行きます。
感動できる!デザインされた家造り BDAC
有名建築家との家造り BDAC
感動できるデザインされた家をつくりたいなら、家づくりのデザインを手がけるプロフェッショナル、建築家の力を借りるのも1つの方法です。BDAC [ビーダック] は経験豊富な全国的に有名な建築家から、あなたに合った建築家選びをお手伝いできます。寺田工務店がお客さまと建築家の間をつなぎ、感動的な家づくりを実現いたします。
ハイクォリティなデザインの家づくりをご希望なら、是非ともこのBDACをご活用ください!お客様だけの『こだわりの家』を実現してくれます。BDACの登録建築家の方々はこんな建物を設計されています。ちょこっと・・・覗いてみてくださいね!
ブロック塀等の改修(撤去・改善)工事における補助制度
完成
ブロック塀等の改修工事 補助金制度を利用しよう!
着工前
ブロック塀、石塀、れんが塀などの塀の倒壊または転倒による災害を防止し、ブロック塀等の安全を確保するために、ブロック塀等の耐震改修(撤去・改善)工事を実施する所有者に対して補助金を交付する制度があります。今回の工事(S様)におきましても、この補助金制度を活用して工事を施工させていただきました。申請手続きは全て施工者であります(株)寺田工務店が行ないます。
古くなったブロック塀は、地震時の揺れには大変弱いものです。万が一、ブロック塀倒壊の為、第三者に怪我等を負わせてしまうようなことになってしまったら、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。そんなことになってしまう前に、ブロック塀等の耐震改修について見直してみましょう!ご心配なブロック塀等がありましたら、(株)寺田工務店にご連絡ください。
これからの収納 自由に!スタイリッシュに!
これからの収納 見せない収納!見せる収納!
収納・・・・・これは『家』にとってたいへん大きなテーマの一つですよね!長年暮らしているうちに多くの物が溜まりにたまって、『物に埋もれた生活』・・・・こんな状況に陥っていませんか?必要な時にサッ!と取り出せて、使わない時には、スッポリ収納!・・・・或いは、見せる収納(美しくディスプレーしたい!)見せない収納(雑多なものは視覚的に見えない様に・・・・)区別して考えたいですよね!壁面やお部屋の間仕切りスペースを有効利用すれば、とっても自由に、スタイリッシュな収納が楽しめるかもしれませんね!
上部写真は先日、トステム東京ショールームにて私が撮影したものです。この他にも多くの収納方法が体感出来ました。いかがですか?・・・・『今度、新築する時には、スタイリッシュな収納を!』とお考えのお客様はきっと多いはず!私と一緒にトステム東京ショールームまで見学に出かけませんか?
地震による建物の揺れを3次元CG動画で表示!
あなたのお宅は大丈夫ですか?耐震等級・・・1それとも3?
『大きな地震が来ても我家は大丈夫なのかな~?』・・・・などと不安を感じているお客様はいませんか?『せっかく新築するなら耐震性能の良い建物にしたいな~!』・・・と全てのお客様がお考えのことと思います。(株)寺田工務店では、こんな悩みをお持ちのお客様方に対し、地震による建物の揺れを3次元CG動画で表示出来るソフトを使って、解り易くご説明させていただいております。
(株)寺田工務店が導入したソフトは(株)インテグラル社が作成した『耐震性能診断士 ホームズ君 構造(スーパーウォール工法版)』というものです。NHKでもこの会社の作成したソフトを使っての3次元CG動画が放映されたようであります。(株)寺田工務店では、既設建物の簡易的な耐震診断や新築時の初期プランニングの段階から、地震に強い建物を意識しながらお客様とお打合せをさせていただいております。
安心して暮らして頂く為に、プランニングの段階から、耐震性能の高い建物の設計に努めています。 施工にあたっても、地盤!基礎!構造体(木造軸組・耐震パネル)!各段階ごとに耐震性能UPの為に厳しくチェックをして工事進めて行きます。
耐圧盤基礎その1 鉄筋の役割とは? (O邸現場)
丈夫な基礎造り 鉄筋配筋の重要性
丈夫な地盤造りのお話を先日させていただきましたが、今回は基礎のお話です。皆様ご存知かと思いますが、基礎は建物を支える重要な構造体です!この基礎の構成を簡単にご説明させていただきますと『コンクリートと鉄筋』から成り立っています。この両者が互いの長所を引き出しあって始めて丈夫な基礎が出来上がります。どんなに強度の高いコンクリートを使用して基礎を造ったとしても、鉄筋量が少なかったり、適切な配筋でなければ、まったく意味がないのです。
(株)寺田工務店の家造りのこだわりの一つが『耐震性能に優れた建物造り』であります。もちろん基礎が大切!丈夫な基礎を造るためには努力を惜しみません。今回御紹介させていただきます。O邸の耐圧盤基礎も耐圧盤面の鉄筋はタテヨコD10・200ピッチのダブル配筋で施工しています。一般的な耐圧盤施工(シングル配筋)に比べ遥かに粘り強く丈夫な基礎が完成します。
基礎の配筋作業が完了したら、必ず弊社の技術者(一級建築士・施工管理技師)が配筋チャックを行います。(今回は私寺田雄一が行ないました。)どの工種・工程にあってもサポート業者任せにせず、自社検査(自分の目で!)を必ず実施しています。